幼少期からクラシックとイギリスのロックを聴いてきた
自分にとって、
歌謡曲をはじめとする日本のポップミュージックは
どうしても好きになれなかった。
はっきりいうと、音楽の質が低いと思ったのだ。
10歳の時に、姉が買ってきたクイーンの
「オペラ座の夜」(ほとんどリアルタイム)を聴いて
大きなショックを受けたのに対し、
日本の歌謡曲、ロックはつまらなくて
どうしようもないと思った。
日本のロック、フォークを聴くようになったのは
40歳を過ぎてからで、
イギリスのロックをひととおり聴いて、少し飽きてきたのと
自分なりに、日本人としての自覚や意識を構築するのに
日本の音楽を聴く必要があると思ったのである。
そういった目的で、日本のロック、フォークを聴いてきて
良かったもの、印象に残ったものを10枚選ぶというのが
今回のアイディアである。
あくまで自分のためであって、音楽雑誌などのセレクションとは
ぜんぜん趣きが異なる。
さまざまな日本の音楽を聴いて、感じたことは
日本の音楽は、日本人らしい
繊細な感覚を活かした、シンプルな音楽に
魅力があるのではないかということである。
その中で、大きな感動があるかどうか、
そこが選択のポイントとなる。
できるだけ早くこのシリーズを終えたいと思っているのだが
実はまだ8枚しか選んでいないのだ。
なんとか10枚選んで、このシリーズを完結したいと思っている。
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