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2022年02月06日21:19

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映画 コーダ あいのうた

観ました

もとはフランス映画「エール!」が元ネタらしい。こっちも見てみよう

Coda とは 聾唖者の親を持つ子供の総称 (Children of Deaf Adults)

父母兄が聾唖者の家庭で唯一聴覚がある少女の自立というか成長物語。実際に聾唖者の役者さんを使っているし、演出も聾唖者の人を採用し、家具の配置など実際の聾唖者の家庭らしく並べたそうな。(彼らは音が聞こえないので人が入ってきた時にすぐわかるように見晴らしよく?家具を並べるのだそうだ)

この映画は少女の成長物語ではあるのだけど、家族の中で唯一聴覚があるがゆえに幼いころから「通訳」としての役割を果たさざるを得ない少女の葛藤というか苦悩も描かれている。日本でも最近ヤングケアラーという言葉が一般的になりつつあるが、家族の中で唯一聴覚があるだけに、家業のサポートその他、家族のために自分を犠牲にしないといけない。いつまでそれが続くのか?

主人公が大学進学をしたいと言った時、家族は最初は反対する。「通訳」がいなくなるのは困るのだ。しかし永遠に家族のために「通訳」をするわけにもいかない。

さて、主人公は歌の才能を見出されて見事に音楽大学に合格するのだけど、日本だと音楽大学って、お金持ちが行く印象がある。しかも小さい時から音大に行くための訓練を受けているという印象が……。いや多分アメリカでもそこそこ余裕がないと音楽大学って行けない気がする。特に音楽教育を受けていない生徒が、高校の最後の1年の歌の指導だけで合格できるものなのか?などと、若干の疑問は残ったけど、映画自体はよかった。

主人公がコーラスの指導の成果を披露する秋のコンサート、家族ももちろん観客席にいるのだけど、彼らには歌っている主人公の声はまったく聞こえない。あえて無音にした演出にしびれた。

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