私の舌、化学調味料デテクター。
日ごろできるだけ使わない炊事をしているから、あれをしっかり使った汁気のものとかをいただくと、食べているときはいいんだけど、食後1、2分たって、口腔が唾液で洗浄されたあと、それでも残るいやみなうま味で口のなかが満ち満ちなのに気づく。
いえ、牛丼チェーンのお味噌汁に使われているからって、それをあげつらうほど野暮ではないっすよ。 お値段がお値段だから。
でも、一丁前の看板をかかげて、それだけの値段をとるラーメン屋とかで、店を出て100〜200メートルで「その味」がしはじめると、二度と行くもんかと思う。
昨日も昨日とて、富山ト○ペットの向いにある地元チェーンの、なんちゃってとんこつ醤油ラーメンをいただいたあと、車のなかで相方に、「で、化学調味料の味がする?」とたずねられた。
「んと、ちょっと待ってよ。 おろしにんにく入れて食べたし、にんにくの味とあの味は、まぎらわしいしね。
要するに、食事のいろんな味が、例が悪いけど壁に書かれた落書きみたいなものだとすれば、ケミカルなものは強力だから、その壁を洗っても洗っても、なかなか落ちない。
なもんで、少し時間がたつと、「その味」だけが口に残るんだよね。
ええっと、うーん、だいぶたったけど、ニンニクの味だけみたい。
壁に、「スープに命を賭けてる」みたいな掲示をしてるだけあって、ケミカルは使ってないか、使っててもほんの少しだね。
だけど・・・。」
「だけど、何?」
「麺も、スープの味付けも、チャーシューも、ものすごくお腹が減ってたから美味しくいただいたけど、私の好みのど真ん中とはいえないな。」
「そういうひねくれたことばっかりいってるから、友だちが少ないのよ。」
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