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2022年01月23日14:59

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今朝のNational Geographicのオミクロン株に関するメール情報

オミクロン株はなぜ感染しやすく、重症化しにくいのか、最新研究
症状や増殖のしかたはどう違うのか、これまでにわかってきたこと
2022.01.14

2021年1月6日、カナダのアルバータ州エドモントンで、新型コロナウイルスの迅速抗原検査のために綿棒で検体を採取する女性。オミクロン株では鼻腔ではなく咽頭をぬぐうよう勧める投稿が米国のSNS上で増えているが、抗原検査の使い方は変わるのだろうか。(PHOTOGRAPH BY ARTUR WIDAK, NURPHOTO VIA GETTY IMAGES)
2021年1月6日、カナダのアルバータ州エドモントンで、新型コロナウイルスの迅速抗原検査のために綿棒で検体を採取する女性。オミクロン株では鼻腔ではなく咽頭をぬぐうよう勧める投稿が米国のSNS上で増えているが、抗原検査の使い方は変わるのだろうか。(PHOTOGRAPH BY ARTUR WIDAK, NURPHOTO VIA GETTY IMAGES)
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 もし今、米国で新型コロナウイルスに感染した場合、それはオミクロン株である可能性が高い。米疾病対策センター(CDC)によると、1月8日までの1週間に米国内で遺伝子解析された症例の98%以上がオミクロン株によるものだった。

 元のウイルスと比べて変異の多いオミクロン株は、これまでの主流だったデルタ株とは大きく異なるため、過去2年間で身につけたリスク管理のやり方を部分的に変える必要があるかもしれない。

 オミクロン株は感染力が強くなっているだけでなく、既存の抗体から逃避する能力も優れている。「最も大きくて衝撃的な変化は、感染力が信じられないほど強くなっていることです。これほど感染力の強いウイルスは見たことがありません」と、米エモリー大学の疫学者で感染症専門医のカルロス・デル・リオ氏は言う。一方で、オミクロン株による症状は他の変異株とは異なっていて、重症化する例は減っているようだ。

 それでも、すべての新型コロナウイルスには重要な共通点があり、「ワクチン接種を受けてマスクを着用する」という基本的な感染予防策は変わらない。以下では、オミクロン株が主流になった現在の感染対策について、最新の研究から得られた知見を紹介する。

オミクロン株はどのぐらい重症化しにくい?
 世界各国から得られた複数の証拠からは、オミクロン株に感染した場合は重症化しにくいことが示唆される。

 2021年11月にオミクロン株が初めて検出された南アフリカでは、12月中旬に南アの民間医療保険会社ディスカバリーが発表した報告書によると、オミクロン株に感染した18歳以上の入院率は、2020年7月頃の同国での感染第1波と比べて29%低かった。また、英国保健安全保障庁(HSA)が2021年12月31日に発表した研究概要によると、英国でオミクロン株に感染して救急外来を受診した人の入院率は、デルタ株の3分の1だった。

 オミクロン株に感染した18歳以上の米国人では、感染が判明してから3日以内に救急外来の受診、入院、人工呼吸器の装着に至る割合が、いずれもデルタ株の半分以下だった。これは米ケース・ウェスタン・リザーブ大学医学大学院の研究者が調査した結果で、論文は査読前の医学論文を投稿するサイト「medRxiv」に2022年1月2日付けで公開された。1万4000人以上の患者のデータが調査され、ワクチン接種や基礎疾患の有無も考慮されている。

 他の変異株との症状の違いが、こうした重症化率の変化をもたらしていると、デル・リオ氏は述べる。オミクロン株では、肺炎のような症状や免疫系の暴走が見られる患者は減り、鼻づまりや喉の痛みを訴える患者が増えている。「オミクロン株の症状は比較的、鼻風邪に似ています。上気道では複製の速さがデルタ株の100倍」と氏は言う。


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