mixiユーザー(id:6757975)

2022年01月22日23:37

89 view

真理について

学生時代、私は“難しい本にこそ重要な情報が記されている” と考え、これらの本をよく読んだものだ。

しかし、社会に出て働き出すと、単純な現実にこそ真理があることに気づく。


ヨハネの福音書8章32節にあの有名な一句「真理は人を自由にする」がある。

確かに真理は人を自由にする。でもほとんどの人は真理には目を向けない。

重要ではない難しいことをあれこれ考えては、大事なことを知ったつもりになっている。


そもそも、真理は人気がない。

言う人と言われる人の間に信頼関係がなければ、真理は悪口になるか、苛立たせる言葉になるか、それともうぬぼれを引き起こすだけであり、人を自由にはしない。

日記に真理を書いても、読む人の大半は “美しい夢を壊す嫌な人” と感じる程度だろう。

本当に大事なことは小学校6年生の言語能力があれば理解できる言葉で表される。


“破滅への道は善意で敷き詰められている”

これは革命家レーニンの言葉だ。

“真理を知る者は自由になる” が、真理はあまりに耳触りが悪い。

だから人は真理から遠ざかり、不自由になることで、社会を成り立たせている。

前回の日記 “野球部” で書いたことだ。


なぜ難しい言葉でグタグタ議論し、真理が分かった気になるのか?

それは、本当の真理から逃げ、偽の真理らしいものにすがっているからだろう。

でも中には、考えすぎてノイローゼになってしまう人もいる。

これでは本末転倒である。


私の書く真理は小学生でも理解できる真理ばかりだ。

もっと難しい真理を書けば、人気者になれるのかもしれないが、真理は難しい言葉で表した途端に、真理ではなく “まやかし” になってしまう。

“真理は自分の中に持ち、外には出さない方がよいのではないか?” と感じる。

人が真理を知りたがらないことは、社会にとってはよいことでもある。
4 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年01月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031