「説明せずに語る」にはかなり成功していると思うが、他はあんまり。
1月16日のシネ・リーブル池袋朝イチ。10人くらいですかね。
冒頭のインタビュー・シーンで、主人公の人となり及び過去が表現されるのはちょっと感心した。
でもなあ、あれが飛んでいってしまうというアイディアは、監督のしてやったり感が感じられるけど、そんなに面白いですか?
一種のロード・ムーヴィなのだが、最初に行くところが提示されてしまっているので、「ここまできたか」感はない。
三幕目の展開からエンディングまでなんか予定調和。
むしろ、主人公が一切成長することなく傲慢な奴のまま、みたいなオチだったら面白いと思うけどなあ。このままでは普通すぎる。
正直言ってそれほど面白くない。
上田監督は毎回それなりに期待するが、応えてもらってないと思います。「カメラを止めるな!」がビギナーズ・ラックとは思いたくないんで。
あと徳永えりは距離感が素晴らしくよかった。「コンフィデンスマン」にも出ています。「クライ・マッチョ」には出ていません。
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