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2021年11月15日04:34

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映画・演劇・そして苦言

写真は順に
*Amazon Original Movie『シンデレラ』イメージ画像
*演劇企画イロトリドリノハナ「セイムタイム,ネクストイヤー」チラシ
*東京シェイクスピア・カンパニー30周年記念公演「冬物語」チラシ

昨日ネイルサロンで観たAmazon Original Movie『シンデレラ』
女性の社会進出をテーマにした新時代のシンデレラの脚本は予想通り女性、ケイ・キャノン。
AW&F、クィーン、マドンナなど80年代ポップスで歌とダンスが楽しく、「踊るマハラジャ」みたいなシーンも。

「土竜の唄香港狂騒曲」(東宝)はTVで鑑賞。
ハチャメチャ加減が半端なくて、リアリティ無くても許せる、いやマジ面白い。
香港の闇医者役で有薗芳記さんが出てきてびっくりと同時に爆笑ウッシッシ
だって、めっちゃ「っぽい」んだもの、さすが(笑)。
有薗さんの顔面は最強だ〜〜❣
ちなみに演劇的な面でも、今や私は彼の信奉者だ。

BONBONで東京シェイクスピア・カンパニーの30周年記念公演「冬物語」を観劇。
妄想癖と悋気は不幸と悲しみしか産まないぞ、と啓蒙的なおとぎ噺と言ったところか。
ここから辛口批評なり。
ハーマイオニ役のつかさまりさんと、特にポーリーナ役の清水まゆみちゃんのセリフに説得力があり大変引き込まれたが、男性諸氏、一部早口でセリフが耳にも心にも届かない場面が多発。
だいたい、王侯貴族はもっとゆったり喋ってもよかったのでは?
何かをやろう、伝えようとして、ただただ焦っていたようにしか感じられなかった。
シチリア王・リオンティーズ役の洋ちゃんよ、君の演技は今回いかんぜよ。
王様的に演じようという節が念頭にあっただろう、それが臭かった、あざとかった。
セリフ言う前に一瞬、そういうのを醸し出そうとして独特な表情するよね、あれ、いらんわ。
君はナチュラルな演技が苦手なんだと今回確信した。
「らしさ」はセリフで十分表現されると、最近の私は思う。
外連味とか、うるさい。
けど一番の問題は、それを良しとした演出の江戸馨にあるのだろう。
演出家としての彼女に魅力を感じない。
そしてマクベスの三魔女の如く、各シーンで見張る女たち。
あれもいらんだろ。
いかにも凡才の考えそうな演出と映った。
なんかいちいち小賢しい。
一方で、若い俳優たちの演技はストレートで好感を持った。
ちゃんと共演者たちと会話していたから。
そう、ちゃんと普通に相手と会話する、これが出来てないのが壮年俳優たちだった。
形骸化。
昭和演劇の悪い部分がそこかしこに見え隠れする舞台だった。
今、そんなんちゃうで、と言いたい。
さて、
日替わりゲストの皆さんには大変楽しませていただいた。
紺野相龍さん、サイコー❣
チャルパーサ(佐藤圭一&やぎちさと)さんのアフガニスタン音楽サイコーexclamation ×2
舞台上も客席も懐かしい顔ぶれがいっぱいで、嬉しい観劇回ではあった。
最後に
私自身、過去に何度も江戸馨・演出の舞台に出演させていただき世話になった経験があるのだが、100円でも金を払って観劇すれば、一観客であり、感想を述べるのは自由だとかねがね思っている。
どこの団体に対しても同じ姿勢だ。
私が主宰するユニット公演でも同様に他者からの意見を甘受することをモットーにやってきている。
だから、お友達感覚の何でもかんでも「よかったね〜❣」は無い。
来月頭に一部の共演者と宴席を供するので、この感想は率直に伝えてみようと思う。
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