社会には外のルールと内のルールの2つの基準がある。
外のルールは、法律や人権、公共道徳など、その人の立場とは関係なく公平なもの。
トヨタ自動車の社長であっても、生活保護の老人をイジメれば、断罪される。
一方、内のルールは、組織内の人間関係で決まり、まったく公平ではない。
立場が高ければ ”人をイジメても” 非難されず、立場が低ければ ”人にイジメられても” 文句は言えない。
イジメが起こった時、立場が上なら正義であり、立場が下なら悪とされる。
だから誰もが力を得ようかとあくせくすることとなる。
”出世など関係ない。マイペースにがんばりたい” と言っていたら、弱い立場に落とされ、相手のイジメに文句も言えないからだ。
大部分の人権侵害は内のルールで起こっている。
外のルールを整備しても、ほとんど意味がない。
今、人権が守られているのは、会社経営者と失業者ぐらい。
彼らはいつも外のルールで裁いてもらえるからだ。
一人一人が経営者になるマイクロ法人は、イジメの解決方法の一つだと思う。
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