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2021年10月03日21:41

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ブラームス 交響曲第4番 フルトヴェングラー ヴィースバーデンコンサート

宮沢孝幸という方をご存知だろうか?
京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授、博士(獣医学)
で、最近は、コロナウィルスやワクチンについて

「コロナの感染は発症前後数日がウイルス伝達しやすいが、
発症後7日以降は体内に抗体ができ、ウイルスを伝達しない。
空気中にウイルスは飛ぶが感染しないレベル。
満員電車でも、1人ひとりが黙っていたり、マスクをしていれば
まったく問題ない。接触機会よりも感染機会を減らすべき」

「筋肉に注射するタイプのワクチンが呼吸器感染症に効くというのは、
ちょっと合理的じゃない」
「治験は夏に行われたもののため、本当に冬に効くのか分からない」
(以上Wikipedia)
などという発言で、ちょっとした話題になった人でもある。

この人の、面白いYouTube動画をみつけた。

【宮沢孝幸准教授と音楽トーク】摂津響Saal
https://www.youtube.com/watch?v=mNxYDeVBePI&t=3099s

なんと、宮沢氏のピアノ演奏で始まるが、
もうピアノが好きでたまらないといった感じである。

36分ころから、クラシック音楽、特に
フルトヴェングラーへの思いを語り出してから
止まらなくなり、若い女性を相手に
「フルトヴェングラーの運命は4月25日と27日の
 どちらが良いか」
「ブラームスの4番は1948年の評価が高いが
 自分は1949年のヴィースバーデンでの録音が好き」
などという、非常にマニアックな話題を
一方的にしゃべりまくるのである。

フルトヴェングラーのブラームスの交響曲第4番の
演奏は、1948年のベルリン・フィルとのライヴ盤(EMI)が
圧倒的に評価、人気とも高いので、
宮沢氏の発言は、ちょっと意外であった。

それで、1949年のCDを聴いてみた。
プライザー、メモリーズ、
オタケン等、いろいろあるが、
今回は、ヴィースバーデンコンサートを全曲収録した
Tahra盤を聴いてみた。

1948年の録音と比べると、同じベルリンフィルだし、
録音も1年しか違わないので、細かい部分まで
非常によく似た演奏だ。

強いて言えば、1948年の方がより激しい感じがするのと
1949年盤はいい意味で慣れた感じがする。

第1楽章のテーマからして実に表情豊かだが、
音楽が高揚するとよりエモーショナル、そして
コーダの加速は何度聴いても胸が熱くなる。

録音は1948年よりわずかにいいくらいかと思ったが、
ハードディスクにWAVでリッピングすると音質が向上し
WAVファイルをスマートフォンに入れてイヤホンで聴くと
さらに音質が向上した。

結局、3回続けて同じ演奏を聴いたが、何度聴いても
改めて感動するのだ。
本当に奇跡的な演奏だと思う。

この演奏を収録した、「ヴィースバーデンコンサート」は、
協会盤が中古で出回っているほか、
アルトゥスから新リマスタリングが発売されている。

協会盤を探してみようか?
高価だろうが、それだけの価値はあるだろう。
宮沢氏はどの盤で聴いておられるのだろうか?



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