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2021年10月01日23:55

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9月27日 「キングダム」見る

この日は、邦画の業界にいるのに、あまり有名な邦画を見ないので。勉強のために2019年の大ヒットした邦画をネットで視聴しました。
さすが大ヒット作。CGで背景や建物を書いたり、軍隊を描いたりして、スケールが大きいので、確かに面白いです。
スタッフにも知合いがいたりしますので、あまりSNSで本音を言うべきではないのですが。
でも好みの映画ではないかな。
キャストは人気者ばかりで、ヒットするのは分かりますが。でも長澤まさみが、何人もバタバタと敵の軍勢を倒していくシーンで、この監督は荒唐無稽な娯楽映画で、リアリティーは追及してないんだな、と思いました。長澤まさみ が敵を倒せるほどの筋力や腕力、機敏さを持っているように、つまり”らしさ”が見えないのです。
大沢たかおも貫禄たっぷりに出てきますが。ラストの剣の一振りで兵隊が何人も吹っ飛ぶなんて、漫画的過ぎます。将軍は、歴史上において、知略に富むのであって、腕力が突出しているから慣れたわけではありません。
ずばり、この監督の人間描写のレベルが低いのだと思います。
物語的にも、例えば、同盟を結ぶシーンがありますが。実際の政治というのは、根回しがあって、事前に使者などが極秘裏に、意志を調整しているのです。
王が直接、他の国の首長に頼みに行くシーンは、他の映画などでも良く見られますが。
実際の歴史では、王が直接、頼みこんでも、殺されるか人質にされるかです。既に旧知の仲でないと、突然、頼み込んでも信用されないでしょう。
このプロデューサーは、この映画をヒットさせる為に、中国を舞台とした映画なのに、主題歌は英語でした。
アニメらしくて面白いのが、クーデターで奪った王の部下の怪物とか。顔がお化けの刺客とか。アクションとしては面白いかな。
でもこの映画の面白い着眼点だと思ったのは、歴史的には暴君として描かれる秦の始皇帝を理解がある中華統一を夢見る青年として描いた点です。
戦争を終わらせるには、敵国を滅ぼして、統一してしまえば良い。そうすれば平和が訪れる、という考えなのですが。実はこの考えはエゴですけどね。
アカデミーとかを取るような映画ではなかったですが、娯楽映画を求めている人には良いかもしれません。
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