今朝のワシントン・ポスト紙"Corona virus updatesより

１）自宅でのコロナウイルス検査を行うことが、バイデン大統領のコロナ収束作戦の一端を担っている。
この木曜日に発表されたバイデン大統領のコロナ対策の一環として、検査キットを安価で家庭でも簡単に手に入るようにして、検査を広範囲に実施することにより、デルタ変異株により拡大しつつある感染の抑え込みを図ろうというものである。

2)大手の検査キット販売業者もこの計画に参加の意を表明しており、今後3か月間、従来の三分の二の価格で検査キットを供給すると発表している。

3)PCR検査は正確な結果がでるが、結果が出るまでに時間んが掛る欠点がある。
家庭でのウイルス検査は、デルタ変異株による感染の急増以来広く求められてきた。人気のBinaxNOWなど公認されている検査キットが、薬局の棚から消え始めている。
従来から行われているPCR検査は記録的な一日あたり200万回に登っており、先週一週間では770万回に達している。

4)木曜日の演説で、バイデン大統領は「パンデミック発生当初から、アメリカでは十分な検査が行き渡っていなかった。」と語っている。
バイデン政権は、２８０万回分の簡易検査キットに20億ドルを投じる計画である。これには、地域の保健所や医療機関などの費用も含まれている。

5)民間の企業もこの計画に参加する意向を示しており、ウオールマートやアマゾン、クロージャーなどの企業が家庭用の簡易検査キットの販売を35%引きの価格で来週から販売を始めると発表している。
バイデン大統領は「これはだれにも重要な決定で、特にワクチン接種の年齢に達していない子どもたちやその両親たちにとって朗報となるでしょう。皆さんは自宅でコロナ検査をすることができるのです」と語っている。

6)アメリカに於ける新型コロナウイルス感染による死者は660,000人に登り、累計感染者は41,143,000人に達する。