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2021年09月11日22:16

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†藝コレ展2021†

雅楽の歴史と大戦前の学校の生徒による卒業制作や尾形光琳、円山応挙など。

第二次世界大戦前の卒業製作の図案画を展示、ちょうど図案がデザインという言葉に移行しようという時期、企業に日本人がデザイナーやクリエイターとして就職し活躍しはじめた時期というのもあり、コルビュジエ、ピカソ、ユトリロ、ルドンの作品を想わせる。世界は大恐慌や戦争で暗く、同時に新しいアートや美術界に流行ったブームに大きな影響を受け、それに感化された卒業作品ばかり、
最近のお洒落な美術工芸作品は卒業製作も世相を表しすぎている、とても先駆的で面白い。


どちらの芸コレにも展示されている伎芸天像は万博へ出展した作品、
この伎芸天像はどんなパワーがあるかわかりませんが、衣が特徴的で装飾が自慢。
器楽や技芸、福徳などに長けていて、シヴァ神の髪の生え際から生まれた天部にしては天女の姿をし武芸に志の高いものを助ける存在で、守護をする神様、人々から人気がある。一般的に弁財天のパワーとよく似ている。働き者で勤勉な神様に違いない。弁財天は音楽の力を授ける天女、伎芸天は芸事をするものの守護神、日本には秋篠寺にしか伎芸天はいないそうですが、ダキニ天や吉祥天など似た神様がおり、神社や寺では五穀豊穣、福徳円満、の護法善神として奉られる、藝大に所蔵されているこの伎芸天は美術の守護神と解釈。  
 


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