昨日のワシントン・ポスト紙 Coronavirus updatesより

１）ホワイトハウスのコロナウイルス対策本部の主任、アンソニー・S・ファウチ博士は、ワクチン接種促進指令の必要性を強調し、特に地方市町村での接種推進の必要性を説いている。パンデミックは依然として国民の生命を脅かしていると日曜日のCNNニュースで語っていた。特に共和党支持者の間でワクチン接種を拒否する動きが強い事に警告を発している。

２）ジョンソン＆ジョンソン社のワクチンは、稀に起こる Guillain-Barré syndromeと呼ばれる免疫システムの異常という副作用が報告されているが、アメリカ国内で実施された1280万回の同社のワクチン接種の内、この副作用が報告されたのは100例にとどまる。

３）コロナ・パンデミックの為にアメリカ政府が支出した金額は、消費刺激の為の補助金から農業支援金まで合わせて合計5兆2千億ドルにのぼる。この巨額の支援金支出による経済への影響は計り知れない。これによりGDPは可成りの上昇をみるだろう。

４）パンデミックの食糧供給への影響は国によって大きく違いがでてくると国連の食糧・農業委員会が語っており、更に、2020年に世界で起った飢餓は1億1800万人に登り、過去15年間で最高を記録したと発表している。

5）新型コロナウイルスによるアメリカでの死者は606,000人に登り、累計感染者は33,873,000人に達する。