人間「借金の保証人になったら債務者は踏み倒して逃げてしまった、返済しようと思ったら今度は投資詐欺にあってしまうなんて・・・何でオレばかりこんなつらい目に合わにゃならんの」
神様「因果応報じゃの」
人間「声はすれど姿は見えず、誰ですか?」
神様「神様じゃ、お主の眉間にブラーメンが突き刺さっとるよ」
人間「自分に様つけて言ぅんかい、それにブーメランじゃないの」
神様「そうとも言う」
人間「因果応報って、オレは何もしとらんし」
神様「前世で人を騙して財産ぶん盗ったんじゃ」
人間「そんなぁ、そりゃ理不尽だよ、前世のことなんか覚えてないし」
神様「前世を覚えていたら感動も達成感もなくなって何やってもつまらん人生になるで」
人間「何でそんな処罰みたいなことすんの?」
神様「自分中心に生きればそーなる、だけどね、人のために生きればやっぱり自分に返ってくるし、いろんなことがうまくいくようになる。べつに罰則的な意味じゃなくての、対象側のこともちゃんと経験しろよという解釈じゃ、振り子の作用が効いてしまういわゆるカルマというやつじゃ」
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