大人になるということ

私がまだ地元の消防団にいた頃、新しく入ってきた団員の一人が消防団のルールを受け入れられず反抗ばかりしていた。

そんな時、先輩が彼に「○○はもっと大人にならないといけない」と諭した。

彼は”大人になる”ことがどういう意味か分からず、周りの人に聞いて回っていたが、誰もうまく説明できなかった。

私も”大人になるってどんなことだろうか？”分からなかったし、あれこれ考えてみた。

自分の気持ちを抑え社会のルールに従い、その場に合った行動をとること。

おおよそこんな言葉が頭に浮かぶ。

でも、本当はそんな結果ではなく、その結果に至るために必要な何かだろう。

その何かができた結果が、自分の気持ちを抑え社会のルールに従うことだったり、その場に合った行動をとったりすることであり、その何かを知ることが大人になること。


”親であっても、友人であっても、恋人であっても、彼らは私のために生きているのではない。自分の幸福を求めて生きている”

最初は悲しい気持ちになるかもしれない。

でも、これを受け入れることが、大人になるということだ。