今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updatesより

１）インドでは壊滅的な新型コロナウイルスの蔓延に見舞われているが、コロナ死者数は政府の発表する数字より遥かに深刻な状態のようです。ポスト紙が調査分析した３都市においては、当局の発表する死者数が実態の極く一部に過ぎないことが判った。そんな公式発表の数字ですら、一日の新規感染者数は世界の記録を破っているのです。

２）カタールからの最新のデータによれば、ファイザー・バイオテックのワクチンは、免疫反応を阻止すると言われた南ア型変異ウイルスにも十分有効であることが判った。両社のワクチンは、南ア型に対しては75%,英国型には90%の免疫効果が証明されている。このワクチン接種が、特に重症化する新型ウイルスに対して有効であることが判った。

３）CDCの新聞発表によれば、大多数の市民がワクチンの接種を終え、日常生活で適切な予防策に心がけていれば、この７月までには、一時的であっても、アメリカでの新型コロナウイルスの活動を抑え込むことが出来る模様だ。

４）世界の各国では、ワクチン製造に関する特許特権を一時的に停止するというバイデン政権の決定に、ワクチン供給の増加への道が開けたと歓迎の意向を表明している。

ヨーロッパでは、ワクチン供給の増加で接種が加速すると期待し、EU当局者は欧州でも、人口当たりのワクチン接種率がアメリカ並みにできると期待している。この状況転換はファイザー、バイオテック両社のワクチン増産によるものだ。

５）ジェットブルー航空の乗客が、機内でのマスク着用を拒否した上に、客室乗務員に対して、食べ物やカラの酒壜を投げつけて罵倒した罪に問われて、32,000ドル（約346万円）の罰金刑に処せられた。

６）連邦保健当局は、ホームレス収容所の人たちのPCR検査とワクチン接種を進めるための新たなチームを立ち上げた。