今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updates より

１）まだ、アメリカの人口の16％しかワクチンで免疫を獲得していない状況で、人為的なミスにより、数百万人分のジョンソン＆ジョンソン社のワクチンが無駄になってしまった。J&J社側は、４月末までには更に２,４００万人分のワクチンを連邦政府に納入できると語っている。

２）一方、ファイザー・バイオテック社から良いニュースも伝わっている。同社の６カ月に渡る12,000人に対しておこなった追加治験の結果、高い有効性と安全性が再確認された旨の調査結果が報告されている。更に同社のワクチンは南ア型変異ウイルスに対しても有効であることが証明された。

３）バイデン政権は国民に対してワクチン接種を奨励する新らしいテレビ・コマーシャルを始めた。

４）パンデミックは昨年の温室効果ガスの発生を減少させているが、その一方で気候変動を抑え野生動物の保護に役立つ森林の消滅も伝えられている。昨年だけで１０万平方マイルに及ぶ森林が失われ、前年度より７％増えている。特に熱帯地方での損失が目立ち前年比12%の増加となっている。

５）コロナウイルス感染防止のため、中央の座席を使用禁止にしてきたデルタ航空は、５月１日から全席使用に戻すと発表した。

６）世界の貧困国にもワクチンが届くようになったが、多くの国でワクチンの輸送と接種会場などの費用の捻出に苦慮している模様だ。

７）アメリカのコロナ関連死者は553,000人に達し、累計感染者数は30,497,000人を超えている。