今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updatesより

１）新型コロナウイルス患者の感染後の苦悩のレポートを纏めてみた。先ず、感染から数週間、時には数か月の間、倦怠感と頭に霞が掛ったような感じが続くようだが、ワクチンを接種されると、長い間悩まされたこのような症状から解放されることも判ってきた。

２）国会議員の多くが、昨年１２月には既にワクチンの接種を受けていたようだが、下院議員の4人に一人は接種を受けていなかった。ポスト紙の調査に応じた共和党下院議員の何人かは、ワクチンの接種を受けなかったと答えている。理由は既にコロナ感染を経験していたからだ。但し、CDCは感染経験者でもワクチンの接種を行う事を奨励している。

３）ここ数週間、全世界の感染者数は減少傾向にあったが、ここへきて下げ止まり、再び増加に転じている。WHOの集計によると、ここ３週間は連続して増加を続けてきた。

４）航空機による旅行者の数は、パンデミックが始まって以来最高レベルいなっている。航空会社は人の流れが変わったと歓迎しているが、感染症専門家は憂慮している。

５）ＥＵはこの夏の休暇期間の旅行者たちの便宜を図る為、ワクチン・パスポート計画を発表した。アメリカでも近い将来参考になる企画のようだ。
６）西半球では、チリがワクチン接種の先頭にたっているようだ。国民の4人に一人が既に一回目のワクチン接種を受けている。

７）トランプ前大統領の、殺菌剤の注射発言が未だに悪い影響を遺していると、ホワイトハウスの元コロナ対策本部のデボラ・バークスが語っている。

８）ヨーロッパにおけるパンデミックの様相はマチマチである。ある国では感染者が急増し、ある国では収まりを見せている。専門家ももの現象の原因を特定できていない。

９）アメリカのコロナ感染死者は535,000人に達し、感染者累計は29,563,000人を超えている。