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2021年03月17日16:36

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今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updates より

1)パンデミックは、触れる全てのものを作り変えてしまう彫刻家だ。先ず、学校生活を根底から覆してしまった。病院も例外ではなかった。パンデミックが始まった直後から、人工呼吸器を求める悲鳴が各地の病院から沸き起こり、各国の政府は、自動車製造会社にまで、その生産ラインを人工呼吸器製造へと改装するよう要請する事態となった。
その一方で、イギリスでは危篤状態の患者が見当違いな死のイメージから人工呼吸器を拒否する事態も起こった。
実態は、人工呼吸器が重体患者の呼吸を助ける唯一の命綱なのである。

2)アメリカでは、コロナウイルスがラテンアメリカ系の市民を異常な比率で死に追いやっており、特に30代、40代のラテン系住民の死者が目立っていた。カリフォルニアではラテン系の住民の40%を占める35歳から49歳の年代が、コロナ死亡者の74%を占めていた。

3)全国的には新規感染者数は減少に向かっているが、中西部の北寄りの諸州やNY市とメリーランド州が新たなホトゾーンになっているが、次の一波がやって来たと言う程ではないようだ。

4)ワクチン競争では、モデルナ社が同社のmRNAワクチンを生後6か月の幼児に接種する治験を始めている。この治験は6,750人の6歳から12歳までの小児を対象に始まったが、次第により年少の幼児へと拡大されたものである。

5)世界中で、コロナウイルスに対するワクチン接種の為の努力にまでも政治的な競争が起こっている。トランプが大統領職の時に、厚生省の役人が、ブラジルに対して、ロシアのスプートニック・V・ワクチンの使用を拒否するように説得したと当時の厚生省の職員が証言している。

6)血栓の副作用問題で、アストラゼネカ社のワクチンの使用を一旦中止する混乱がヨーロッパの幾つかの国で起こっている。だが、メーカー側も英国のワクチン管理機構も同社のワクチンと血栓を結びつける証拠は存在しないと発表している。事実、同社のワクチン接種者に対する血栓発生の比率は特に高いものではないのは事実だ。

7)アストラゼネカ社のワクチンの危険性に対して、ポスト紙が読者からの質問に答えるために多くの専門家に確認した結果、この血栓に関する限り、これ以上ワクチンの安全性を高める必要はないとの結論を得ている。全ての専門家たちが「アストラゼネカ社のワクチンがコロナウイルス感染のリスクを軽減するメリットの方が、その副作用のリスクを上回っているのは確かだ」と語っている。

その一方で、血栓が発生するという情報には困惑しているのも事実だ。特に一部の症例では、肺に発生する塞栓症(そくせんしょう)も報告されている。これらの事実を聞けば、誰でも「おお、このワクチンは警戒せねば」と思うのは当然である。

8) 一方、ポスト紙の保健レポーターのアリソン・チュウの調査報告では「専門家でも、その血栓が、果たしてワクチンの副作用なのか、或は他に原因があったのかを確認するのは、極めて困難であるようだ」と語っている。

一方、アストラゼネカ社は「当社のワクチンを接種された1,700万人超える人たちの中で、血管内に血栓を発症したのは15例、肺の血栓症は22例が3月上旬現在報告をうけている。」との声明を発表している。また、一方欧州の医薬品管理当局はこのアストラゼネカ社の声明について、「EU住民の何万もの人たちが、各種の原因で血栓症を発症しているのは事実であり、ワクチン接種での血栓発症の件数は、それに比べれば低い確率であるのは確かだ。」とフォローしている。

一方、ドイツからの報告はより警戒的で、腦の中枢血管に血栓を発症した例が、160万人のアストラゼネカ・ワクチン接種で7件あったと伝えている。ジョン・ホプキンズ製薬によれば、この脳内血栓の通常の発症率は毎年人口100万に対して5件である。
これらの血栓発症が異常なものであるか否かはヨーロッパ薬品局の分析の結果が出るのを待つほかない。

一方、国連のWHOも、この問題の分析を行っており、「今までのところ、この血栓発症がワクチン接種が直接原因となっているという証拠はない。」と発表している。

9) アメリカの新型コロナウイルス感染での死者は534,000人に達し、累計感染者数は
29,503,000人を超えている。

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