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2021年03月15日14:11

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うみうしのヴォランティア活動の原点

昨日書架を整理していたら、懐かしいものを発掘しました。27年前に働きながらボランティア活動をしている人たちのインターヴューをまとめた、第一書林の「私のボランティア」という小冊子です。55人の中の一人にうみうしの名前が載っていましたので、ここに引用させて頂きます。

「引退後の人生を考える」
ずっと会社人間一筋で生きてきましたが、数年前、引退後の生活や生き方を考えるようになりました。引退後の人生には、同じ価値観の人との出会いや関わりが必要だと感じ、会社以外の人間関係がなければ、淋しいのではないかと思い始めたのです。自分の為だけに生きてきた感じですが、これからは社会に目を向けたいという気持ちもありました。
そんな時、新聞で「日本フォスタープラン協会」の広告を見て、本部に電話を掛けてパンフレットを送ってもらったのが、1988年。以後、フォスター・ペアレント(援助者)として、コロンビアの少女とホンジュラスの少年を支援することになりました。支援金は一人当たり、月5千円でした。

その後1年ぐらいしてから翻訳ボランンティアに応募し、こんなボランティア活動もあるのかと思い、仕事では余り使わなかったのですが好きな英語を生かせると思って早速翻訳ボランテイアも始め、その後必要に迫られてスペイン語教室にも通うようになりました。

翻訳の内容自体は特に難しいことはないのですが、子供たちやその親たちが書いてくる手紙はタイプではなく自筆ばかりで、スペルを読み取るのが難しく、まるで古文書を解読するような作業が主で時間もとられ、苦労もしました。

しかし、翻訳は面白いし、やりがいがあります。また、翻訳自体はもちろん一人でするものですが、翻訳仲間ができて、時々プランの事務所に集まって会合を開き、イヴェントをやる時などは、また別の楽しみがありました。翻訳仲間とは同じ価値観を持っているという安心感もあるのでしょう。良い仲間にも恵まれ、さまざまな面でプラスになったのも事実です。特に以前に比べて人付き合いが良くなったようです。仕事で忙しい時期には、もちろん時間的な負担を感じることもありますが、楽しみの方が勝ります。

自分のチャイルドからの手紙はもちろん大変嬉しいものです。
翻訳ボランティアが足りない状態なので、ボランテイアの会を充実させて、もっと多くの人たちに参加して欲しいと思っています。個人的には、アムネスティの活動にも関心を持っています。

私からのメッセ−ジ:ボランティア活動は、気張らないで、気楽に始めましょう。先ず、自分のできる事は何かを考えること。そして、無理になったらいつでも辞めてよいと割り切ること。先ず、始めてみることが大切。やってみれば、頭の中で考えるだけでは判らないような面白いこともある。義務感で始めては続きません。

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