今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updates より

１）一年前、アメリカ人の生活は、ギシギシと音を立てて急停止した感じだ。国連のWHOが新型コロナウイルス感染のパンデミックを宣言し、全ての学校が閉鎖され、プロスポーツも学生スポーツも、突然一切が中止となった。トム・ハンクスがアメリカの有名人として最初の感染者となったことを公表した。ウイルスは世界中で感染爆発を起こし、2020年3月11日には、多くのアメリカ市民にとって、厳しい脅威となっていた。ウイルスが愛する人や仕事や平穏な日常を奪う結果となったのだ。

２）バイデン大統領は、この木曜日の夜に、大統領就任以来最初の演説を行う予定である。ホウワイトハウスの担当者によれば、大統領は先ず、過ぎしこの一年を振り返り、大統領がこれからの年月を国民の生活を正常な状態に戻す努力をすることを誓う予定だ。大統領補佐官は、大統領の努力でパンデミックを収束させることに成功すれば、それがバイデン大統領のレガシーになるだろうと語っている。

３）パンデミック宣言が出た時には、これから何が始まり、ウイルスが如何に猛威を振るうのかを予測できた人はいなかっただろう。マスクは効果のない無駄なものというのを含めて、当初の予想は全て覆されることとなった。

ワクチン接種が進むに従って、パンデミックによる冬眠状態から解放されると期待する人たちも多いが、その一方で、まだ更なる日常の混乱が続くと危惧する人も多い。

４）テキサス州では、州の法律でマスク着用の義務が解除されているにも拘わらず、オースチンやトラヴィス郡でマスク着用を強要し続ける職員に対して、法に従わないことを理由に提訴すると州知事が声明を出した。

５）アメリカでの新型コロナウイルス感染による死者は529,000に達し、感染者累計は29,233,000人を超えた。