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2021年03月11日11:57

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今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updatesより

1)ワクチン接種が広まってくるにつれて、新型コロナウイルス感染で入院している人の数が、全米各州で急に減少しており、規制を解除する州が増えている一方で、専門家たちは、感染力の強い変異ウイルスの拡散に厳重注意するよう警告を続けている。CDCの統計によると、この火曜日に全米各州の病院に入院しているコロナ感染者は、1月初旬のピーク時の141,0000人から43,000人にまで減少している。
新型コロナウイルス感染者数は、冬の始まりに患者が急増し、全国の州の病院がパニックに陥った昨年10月以来の最低を記録している。

2)ワクチンの接種数は、一日当り二百万人と、順調に伸びている。
政府関係者は状況の好転を歓迎するコメントを出している。

だが、ワクチン接種者が十分な数に達するまでは、変異ウイルスなどの脅威もあり、規制緩和には慎重な対応が必要であると注意を喚起している。

3)CDCのワレンスキー理事は、水曜日のテレビ会見で、感染者入院数も死者の数も、まだ十分警戒を要するレベルで、油断は禁物だと警告している。

その一方で、最大の人口を擁するテキサス州では、水曜日にマスク着用義務を正式に解除している。同州のオースチン市とトラヴィス郡では、州政府の解除決定に反対し、依然マスク着用義務を継続すると発表している。州政府はそれに対して、法廷闘争も辞さない構えだ。

テキサス州の観光地ガルヴェストンでは春の観光シーズンを迎えようとしているが、観光客の多くがマスクを着用している。勿論マスクはもう沢山だという観光客もいる。

テキサス州は、感染者数の減少傾向を理由に各種規制を解除した最初の州である。いずれも共和党出身の知事をもつアイオワ州とテネシー州もマスク着用義務を解除しているが、これらの州はいずれも専門家たちから厳しい批判を浴びている。専門家たちは、マスクがウイルス感染を防止する尤も有効な手段の一つであると推奨している。

4)他の州でも、更に踏み込んだ規制解除の動きも出ている。屋内集会の人数制限の緩和なども進んでいる。最近になって、メイン州でも規制緩和の動きが盛んで、共和党出身のホーガン州知事は、屋内屋外を問わず、会食や体育会の開催、宗教集会などに対する人数制限を解除すると語っている。

ファウチ博士を筆頭に、全国の医療専門家たちは、揃ってこれらの動きに警戒の声を上げている。われわれも注意深く慎重に少しづつ行う規制解除は望んでいるが、一斉にスイッチを切り替えるような性急な規制緩和は、ウイルス流行の再発の危険をはらむものとして反対する、と警告している。

5)新型コロナウイルス新規感染者数は、全米で減少しているが、まだ一日当り平均57,000人の感染者を出している。これは1月のパンデミック最盛期の248,000に比べれば確かに急減と言える。一方、死者数もピークの一日3,300人から1,500人にまで減少している。
この感染者数の減少で、各地の病院の集中治療室の稼働率も減少してきた。一月のピーク時の30,000人超えから、現在は10,300人まで減少している。

6)アメリカの新型コロナウイルス関連死者数は、528,000を超え、累計感染者数は29,172,000人に達している。

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