今朝のワシントン・ポスト紙 News Alertより

１）ワクチン接種を終えたひとたちは、近くに住む孫たちを訪ねたり、友人と屋内での食事も楽しむことができる、とCDCが語っています。長い間待ち望んできた友人たちとの交際や正常な日常生活に対する制約が緩和されたということです。

連邦衛生局も、ワクチン接種を完了したアメリカ市民に、社交や正常な日常生活を取り戻せるとの指針を発表し、パンデミックに振り回された国民に初めてこれから、如何に正常な日常生活が素晴らしものかを実感させてくれた。


２）CDCは二回目のワクチン接種を終えて二週間以上経った人たちは、まだワクチン接種が済んでいない人たちと一緒に、マスクやソーシャル・デスタンシングなしで会話を楽しんでも、感染のリスクはないと語っている。高齢者にとってもう１年以上も出来なかった、近所に住む子供や孫たちと自由に会って会話することが出来るようになったのである。

その一方で、CDCは長距離の旅行はまだ控えた方が良いと注意を促がしている。CDCは更に、接種を完了した人は、仮にコロナ感染者と接触したとしても、症状が出ない限り、隔離やPCR検査の必要はないと語っている。

３）テキサス子供医療センターのワクチン担当理事のピーター・ホーテス理事は、CDCのこの発表を評価するが、何時マスクが不要になるか待ちくたびれていた人たちを安心させるまでに、余りにも長い時間が掛ったとも述べている。

４）初めはスロー・スタートだったワクチン接種は、今や６千万人が一回目の接種を済ませ、３千百万人以上の人が二度目の接種を終えており、現在も毎日２２０万人がワクチン接種を受けている。バイデン大統領は、この５月末までに、接種を希望する全ての人たちに接種を完了できるだけのワクチンの供給量を確保していると語っており、早期に正常な日常を取り戻せる希望の光が見えてきた。

５）その一方で、専門家はいまのところ旅行は極力控えるようにとの警告を続けている。今までの経験では、旅行者が増えるに従って感染者数が急増しているのも事実だ。
ここで確実に言えるのは、二度目のワクチン接種を完了した人は、コロナに感染するリスクは無くなり、少なくとも他の未接種者にウイルスを感染させるリスクはない、と言う事だ。

だが、もし二度目の接種を済ませた人が、ワクチン接種を済ませていない７０歳で感染すれば重症化のリスクが高い友人を訪問する場合は、念のため戸内での会話を避け、戸外で会って、マスクも着用する必要があると専門家は慎重論を語っている。

６）アメリカの新型コロナウイルスによる死者は524,000人に達し、感染者累計は26,976,000人を超えた。