今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updatesより

１）アメリカが今年の夏までに、現在の隔離状態の日常から抜け出すチャンスが見えてきた。
素晴らしい夏が巡ってくる可能性が高まってきている。これはフィラデルフィアの小児病院の感染症専門医のデヴィッド・ルービン博士の言葉だ。医療関係のレポーターのデヴィッド・ルービンもアメリカのみならず世界的に、入院患者と死亡者数の急激な減少を見せている最近の情勢から判断して、夏には可成りの状況好転が期待できると報告している。

２）この希望を実現するためには、この春に感染力の高い変異ウイルスを封じ込めるための社会全体での注意深い行動が必要である。

更に、ワクチン接種率の向上も必須条件であるが、一回目の接種が増えるに従って、二回目の接種がいつ受けられるのか心配する人も増えてきている。限られたワクチンの配分についての議論が事態を複雑化しているのが現状だ。一回目の接種を出来るだけ優先するのか、その場合、一回目の接種を済ませた人たちに二回目の接種をどうするのか、問題が多い。

３）バイデン大統領の公約の学校での授業再開を安全に進めるためのガイダンスをCDCが発表しているが、一部の地域では、このCDCのガイダンスに従って学校を再開することに慎重な態度を崩していない。

４）ジョンソン＆ジョンソン社のワクチンの承認について、CDCは理事会で討議している模様で、この土曜日にも承認されると期待されている。

５）テキサス州のワクチン接種チームは、市民権を持つアメリカ市民にワクチン接種を限定するべきで、正式な国籍を持たない違法移民に接種するべきではないと語っている。

6)アメリカの新型コロナウイルス感染による死者は５０万９千人に達し、累計感染者数は2,839万6千人に登っている。