今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updatesより

１）ジョンソン＆ジョンソン社の一回接種型ワクチンの安全性と有効性がFDA（アメリカ食品医薬品局）で認められ、その治験の結果と、死亡のリスクと入院を防ぐ効果で承認される見通しだ。

２）その間、パンデミックは複雑な局面に入ったようだ。遺伝子変異ウイルスの登場でワクチンの有効性に微妙な変化がみられるようになった。この変異種は、モデルナ社とファイザー社のワクチンの有効性の審査時には出現でていなかった。外部の専門家たちは、FDAがこのＪ＆Ｊ社のワクチンを緊急承認すべきか否かを討議する会合を開く模様だ。
その一方で、医師や看護師などの医療従事者たちは、ネット上でコロナウイルスに関する情報の混乱を批判する議論を戦わせており、25,000人の医療従事者たちが、人々にワクチン接種を奨励する運動を起こしている。

３）ポスト紙は5人の公衆衛生の専門家に、何時になったら安全に旅行が出来るのかを議論するように依頼している。パンデミック以前の旅行とは違ったイメージの旅行になるだろうが、少なくとも国内旅行は間もなく可能になるだろうということであった。勿論、旅行者のワクチン接種状況や旅行の行き先などが大事な判断要因になる。

４）イスラエルのネタニヤフ首相は同国で余ったワクチンを必要としている国へ提供すると語っているが、単なる外交ジェスチャーに過ぎないとの批判も起きている。
その一方で、世界の低開発国へワクチンを供給する計画の、国連のCovaxはガーナに初めてのワクチンを配送した。