昨夜入っていたCNNのツイート記事より

１）カリフォルニアで確認された、コロナウイルスの新た変異種に対して、専門家たちが警告を発している。
間もなく公表される予定の研究結果によれば、専門家がB..1.427/B.1.429と呼んでいるこの新変異ウイルスは、感染力が強いだけでなく、今までより重症化するリスクが高いと言われている。

カリフォルニア大学の研究チームは、同州で最近発生したこの変異種ウイルスによる感染を調査研究した結果、このウイルスは従来のウイルスを凌駕する勢いで拡散しているらしい。

9月に採取されたウイルス・サンプルではこの変種は発見されていなかったが、1月末には、拡散するウイルスの半数を占めるに至っている。

２）研究者によれば、この変異種は英国や南アで発生した変異種とは異なる変異の形をとっている。この変異種の特徴の一つは、ウイルスが人体の細胞に密着するための突起部分の蛋白質に変化をもたらしているようだ。この研究を進めているチームを率いるチャールス・チュー氏によれば、この変異の結果、ウイルスが人の細胞により密着しやすくなっていて、感染力を一層高めている。その他にももっと危険な証拠をつかんでいる。重症化のリスクが高い可能性があるのだ。患者が酸素不足に陥り、通常よりも多くの酸素の供給が必要となる可能性が高い。

３）この新たな変異種ウイルスは、ワクチン接種の普及によってアメリカの感染の勢いが衰えを見せている中で、再び混乱を招く危険が指摘されている。その結果、この変異種がワクチン接種の普及効果を弱らせるリスクがあり、今後も一層、マスク着用とソーシャル・ディスタンシングの励行と他人との接触を出来るだけ避ける努力が要求されるだろう。