今朝のワシントンポスト紙　Coronavirus Updatesより

１）テキサス州を襲った猛烈な冬の嵐がワクチンの接種作戦を阻害している。ホワイトハウスの金曜日の発表では、この猛吹雪が、全国で６００万人以上の市民のワクチン接種を遅らせている模様だ。
テキサス州では、この猛吹雪による停電と断水で、一部の病院では患者を別の施設に避難させている。テキサスでは新型コロナウイルス感染が危機状態にあるところへ、この悪天候だ。

２）遺伝子変異ウイルスが全米に拡散している状況で、医療専門家たちは、この変異種に先んじてワクチン接種を急がねばならないと懸念している。だが、彼らは、ワクチンの処方を変えねばならないかもしれないという難問に直面している。専門家たちは、万一ワクチンを変えねばならないとしたら、製薬会社も政府関係者もいつその決定するのか懸念を強めている。

３）その一方で、後進国などへワクチンを供給するCovaxの活動が活発化している。バイデン大統領はCovaxに４０億ドルの資金援助を計画している。Covaxの活動に反対したトランプ前大統領とは反対の動きだ。

４）日本では関東地方で約１００人の変異ウイルス感染が確認されている。この変異ウイルスが、感染力を高めるだけでなく、より危険なものかどうかは未だ判っていない。コロナウイルスは常に遺伝子変異を繰り返すということを理解しておくべきだ。病原体の遺伝子変異が危険なものかどうかの研究を急ぐべきだ。

５）フロリダ州で34歳と44歳の女性が、年齢を偽って、ワクチン接種の順番を繰り上げようとしたと非難されている。

６）ブラジルではコロナ感染が拡大し、死者の数も記録破りの増加をみせている中で、依然としてカーニバル大会を強行しようとしている。

７）アメリカのコロナウイルス感染による死者は494,000人に達し、感染者累計は27,913,000人を超えた。