今朝のワシントンポスト紙 Coronavirus Updates より

１）CDCはこの金曜日に、学校での授業再開に問題ない、と発表した。だが、これで全ての学校が門戸を開くという単純な話ではないようだ。CDCは、学生生徒や職員全員にマスクの着用など数項目の注意事項を発表している。CDCは授業開始前に、全教職員たちに授業再開の要件として、クチンの接種を求めてはいないが、州政府は教職員たちには優先してワクチン接種の機会を与えるよう要請している。

２）アメリカは今、パンデミックの中で最も重要な局面に面している。冬の季節的な感染拡大と死亡率の上昇は、一息ついている状態だが、まだ収束には程遠いのが現状で、コロナウイルスの脅威は依然衰えている訳ではない。まだまだフットボールに夢中になれる状態ではないのだ、とネブラスカ大学医学部の感染症専門医がポスト紙の記者に語っている。

３）このパンデミックは全ての人に同じような脅威になっている訳ではない。例えば、ラテン系の人たちは感染し易く、入院や死亡の確率が高いと言われている。ラテン系の人たちは、このパンデミックで職を失うリスクも一番高いともいわれている。その上、ラテン系の人たちのワクチン接種率も比較的低いようだ。このことは、ラテン系の移民たちの間で語られてきた、ワクチンに対する誤った認識が原因と思われる。

４）オーストラリアのヴィクトリア州は、金曜日の午後11時59分からロックダウンに入ったと発表した。これにより、全豪テニス・オープンのジョコヴィッチ対テイラー・フリッツの試合は無観客で行われた。

５）アラスカ沿岸のクルーズ業界は、クルーズ船の予約が殆どキャンセルされたため、生き残りをかけた対策に苦慮している。

6）フランスの厚生省は、一度コロナウイルスに感染した人は、ワクチンの接種を二回ではなく、一回にすると発表した。

7）全米での新型コロナウイルス感染による死者が479,000人に達し、累計感染者数は27,427,000人を超えている。