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2021年02月08日21:40

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麒麟が来る

・大河ドラマ「麒麟が来る」…昨日が最終回。明智光秀が主人公。登場人物の多くが、昔見た「国盗り物語」と重なる。
 私が歴史に興味を持つようになったのが「国盗り」だった。
 これまでの戦国物は、ほとんど「信長、秀吉、家康」、次いで「信玄、謙信」と言った「英雄」が中心で、光秀や、道三、久秀達は、「脇役、悪役」としての描かれ方がほとんどだった。
 でも「国盗り」は、前半が斎藤道三、後半が信長と光秀、という、今回に近い流れだった。
 さらに、「戦国一の悪役」として描かれることが多かった松永久秀を、主人公・光秀にかなりの影響を与えた一人として描いていた。また、今井宗久との茶会のシーン、近衛前久と鼓のシーン、和歌のシーンなどもあり、文化描写も非常に趣が深い内容だったと思う。元々オリンピックを挟む予定のため、例年より一月ほど短かったし、更に女優の薬物禍やコロナ禍という予期せぬ事態に見舞われた中での撮影で大変だったと思うが、非常に内容も見応えもある作品だった。
 歴史は面白い。最近、色々新しい資料が見つかり、定説が覆ったりしていて、そのたびに知見を新たにしている。今後、どんなドラマが作られていくのかも楽しみである。
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