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2021年01月14日23:57

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1月15日が誕生日である人々 後篇

1938年、女優の冨士眞奈美が生まれました。俳優座付属養成所第7期生(同期は水野久美、大山のぶ代、露口茂、井川比佐志、田中邦衛)を経て、1956年『この瞳』の主役に抜擢されデビュー。1957年にはNHKの専属第一号となります。テレビドラマ『輪唱』の三姉妹役で共演した馬渕晴子、小林千登勢と共にNHK三人娘と呼ばれ、清純派として人気を博しました。また、1960年からは音楽バラエティ番組『東は東』の司会を滝田裕介と共に務めるなど、20代の頃からドラマとバラエティ番組レギュラーの両方を器用にこなしていました。1970年、『細うで繁盛記』でのヒステリックで意地悪な小姑役でイメージチェンジを遂げ、最大の当たり役となりました。静岡県出身なので、出演者達に天城弁をレクチュアしていました。しかし新玉三千代と誕生日が同じだったとは。2000年代以降はテレビドラマ『末っ子長男姉三人』での深津絵里との軽妙な掛け合いが話題を呼び、健在振りをアピール。遠縁に前田美波里(冨士の母方の叔母が前田の母のいとこと結婚)、岸惠子(冨士の母方の叔母の夫が岸の母方のいとこの妻の弟)がいます。
1940年、俳優、タレント、司会者の大野しげひさが生まれました。本名は大野薫久(読み方は同じ)。アフタヌーンショー(NET)で桂小金治時代のサポート司会をしていたので有名。バイタリティーあふれるキャラクターが持ち味。『走れ!ケー100』の伊賀山紋太、『がんばれ!!ロボコン』の大山新太郎(お父さん)役、『びっくり日本新記録』の司会などでも一世を風靡しました。CMでも活躍し、中でもシヤチハタは長年にわたって出演をしました。現在は現在は番組制作会社・グリーンプロモーションの社長で、マスコミなどにはほとんど露出していません。
1941年、俳優、元歌手の高橋元太郎が生まれています。ジャニタレの元祖ともいえる「スリーファンキーズ」の元メンバー。1970年より『水戸黄門』で(第2部から)うっかり八兵衛役でレギュラー出演したことで名が知られることになります(食いしん坊でひょうきんなキャラクターが人気を集め、以後、2000年の第28部まで30年間、ほとんど休まずに出演し続けました)。ちなみに出演回数は歴代レギュラー出演者では第1位の871話です。この八兵衛、なぜかくっついていた水戸黄門との直接的な対話はありませんでした。俳優・歌手以外では、講演会講師としても活動中。趣味は陶芸で1995年から備前焼作陶を本格的に始め、2001年より定期的にデパートや百貨店などで陶芸個展も開催しています。
1942年、作詞家の岡本おさみが生まれています。ちなみに男性。放送作家から作詞家に転身し、主にフォーク黎明期に活躍しました。作曲者としての吉田拓郎とのコンビで知られ、森進一が歌って第16回日本レコード大賞を受賞した「襟裳岬」をはじめ多くの作品を生みました。1993年には作曲家の水野修孝と組んでミュージカル『泣きたくなったら笑うんだ』を制作。2002年に夏川りみのアルバムにいくつかの作品を提供、これを機に夏川の伴奏や作・編曲を務めていた吉川忠英との旧交を温め、翌年に彼の作品を様々なアーティストが歌ったアルバム『岡本おさみ アコースティックパーティー with 吉川忠英』が制作されました。2015年11月30日、心不全のため死去。73歳没。
1943年、女優の樹木希林が生まれました。旧芸名は悠木千帆(ゆうき ちほ)。この名前は現在名古屋で舞台活動をしている役者さん山田和葉に譲られています。デビュー当時は後年のイメージからは想像しづらい若者ファッションで街を闊歩していました。文学座研究所では「あんた、勘のいい子ねッ、来てちょうだい」と杉村春子の付け人を務め、1962年の小津安二郎監督『秋刀魚の味』の撮影に同行。1963年、文学座の分裂で、杉村から「あんた残ってちょうだい」と頼まれ、1965年に文学座の正座員となりますが、1966年に文学座を退団。1964年に森繁久彌主演のテレビドラマ『七人の孫』にレギュラー出演し、一躍人気を獲得しました。1970年からレギュラー放送が始まった水曜劇場『時間ですよ』(TBS)で不動の人気を得ました。20代の頃から老人の役を演じ、出演するドラマ、映画などでは老け役が当たり役でした。ドラマ『ムー』『ムー一族』で共演した郷ひろみとのデュエットで「お化けのロック」「林檎殺人事件」をリリース、大ヒットしました。一人目の夫は岸田森、二人目は内田裕也。1979年から出演したピップエレキバンの広告での横矢勲ピップフジモト会長(当時)との掛け合いは人気を集めました。また、1978年からフジカラーのCMに出演していましたが、1980年に放送された『フジカラープリント お名前篇』では、お見合い写真を現像しにきた客(綾小路さゆり)役の樹木と写真屋の店員役の岸本加世子との「美しい人はより美しく、そうでない方は…」「そうでない場合は?」「それなりに映ります」というやり取りが流行語となりました。2018年9月15日2時45分、東京都渋谷区の自宅で家族に看取られ、死去。75歳没。
1945年、小説家、エッセイスト、元文化放送アナウンサーの落合恵子が生まれています。往時のニックネームは「レモンちゃん」。文化放送時代には「日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲」や「セイ!ヤング」のパーソナリティを担当。私も一度だけ「セイ!ヤング」を聴いたことがありますが、「ミルクを飲みましょう。歯が白くなるから」と話していました。30歳を前にした1974年退社、作家活動に入り、1976年に児童書籍専門店「クレヨンハウス」を開きます。この店、1Fは児童書、2Fは女性解放運動関連の書籍ばかりを並べた特殊な店でした。1995年からは究極の左翼雑誌「週刊金曜日」の編集委員を務めています。ま、徹底したフェミニストですから。
1952年、シンガーソングライターの森田童子が生まれています。本名は非公開。全共闘などの学園闘争が吹き荒れる時代に友人が逮捕されたことをきっかけに、1970年に高校を中退。気ままな生活を送っていましたが、20歳のとき友人の死をきっかけに歌い始めます(この亡くなった友人をモチーフにした曲が、デビュー曲となる「さよなら ぼくの ともだち」です)。ライブハウスデビューは1973年の西荻窪ロフトでした。1975年10月、シングルレコード『さよなら ぼくの ともだち』で、ポリドール(現:ユニバーサルミュージック合同会社)よりデビュー。以後主にライブハウスを中心に活動。1980年に、ポリドールからワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)に移籍。1983年までにアルバム7枚、シングル4枚をリリースし、同年のアルバム『狼少年 wolf boy』と新宿ロフトでのライブを最後に、引退を宣言することなく活動を休止。レコーディングの編曲は、アコースティックギター奏者の石川鷹彦(元六文銭)などが担当しました。その後、イラストレーターとしても活躍したマネージャーだった前田亜土と結婚。カーリーヘアにサングラス、男性的な服装というスタイルが特徴で、コンサートはもちろんレコードジャケットなどでも素顔を見せることはありませんでした。実生活についてもほとんど公表せず、作詞した歌詞の内容もありのままの実体験ではなく願望を投影したものであるとしており、普段も寡黙で、独特の世界観を表現した作品に生活感を滲ませることを避けていました。1993年1月、テレビドラマ『高校教師』の主題歌として1976年発売のシングル『ぼくたちの失敗』が使われ、シングルCDは100万枚に迫る大ヒットとなりました。このドラマの脚本を書いた野島伸司は、高校時代に同級生に誘われてライブハウスで歌う森田を知り、強い印象を受けたそうです。しかし本人はこのリバイバルブームに対し、マスコミの取材には応じず沈黙を守りました。2003年1月、10年ぶりにドラマ『高校教師』の新作が放送され、再び『ぼくたちの失敗』が主題歌として使用されました。2018年4月24日未明、心不全のため東京都内の自宅にて、65歳で死去。
1956年、解散した「キャンディーズ」のメンバー、藤村美樹が生まれました。3人の中では一番地味な存在でしたが、ラジオでのおしゃべりなどから判断すると、一番常識をわきまえた人でした。1983年(昭和58年)に一時的に復帰。BOURBONレーベル(徳間音工)から、シングル「夢・恋・人。」、LPレコードをリリースしました。期間限定でソロの歌手活動をしますが、間もなくして実業家だった尾身善一との結婚を機に芸能界を引退し、2人の間には子供(劇団青年座所属尾身美詞ら)がいます。
1962年、俳優、タレント、気泡予報士の石原良純が生まれました。俳優としての活動は、正直、私はまったく知りません。「★☆北区つかこうへい劇団」に所属していたことたせけをかろうじて存じています。父は衆議院議員・元東京都知事の石原慎太郎。叔父は石原裕次郎。兄は衆議院議員で行政改革担当大臣兼規制改革担当大臣・国土交通大臣・自民党幹事長・環境大臣・経済再生担当大臣兼内閣府特命担当大臣(経済財政政策)などを務めた石原伸晃。弟に衆議院議員・元外務大臣政務官の石原宏高、画家の石原延啓。かつては石原裕次郎が社長を務めていた石原プロモーションに所属していました。義叔母は石原裕次郎夫人の石原まき子(元女優、北原三枝)。義姉は女優・タレントの田中理佐(石原伸晃夫人。現在の本名は石原里紗)。

次は忌日。
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