今朝のワシントンポスト紙 CORONAVIRUS UPDATESより

１）この日曜日にアメリカのcovid-19関連死が累計で35万人を超えた。トランプ大統領はいつもの通りコロナの死者数を実際より遥かに誇張した数字だと問題にしていない。これに対して医療分野の専門家たちは、毎日2千から3千人がコロナで亡くなっているのだから、この数字になるのは当然だ、と直ちに反論している。
「大統領は墓地や病院のICUへ行って、何が起きているのか実際に見るべきだ。感染者数も死亡者数も現実の数字なのだ。」とファウチ博士がNBCのニュース番組で語っている。

２）トランプ大統領は、コロナウイルス対策での彼の功績を誰も評価してくれないと不満を述べている。
トランプが唯一強調できるのはワクチン作戦だが、現場では問題も起きている。二回目の接種が遅れていて市民たちから抗議の声が上がっているが、現場では、少しでも早く一回目の接種を完了したいと焦っているのだ。同じ州内でも郡ごとに接種のシステムが異なるのも混乱の一因かもしれない。専門家たちは、二回目の接種より、より早く一回目の接種を終わらせる方が優先されるのは当然だと語っている。

3)英国で発生した、感染力の強い遺伝子変異のウイルスは既にアメリカを含めて30カ国以上で発見されている。ジョンソン首相は英国全土で三度目のシャットダウンを実施した。

４）2020年が過ぎ去った今、われわれは何時になったら元の正常な状態にもどれるのか？と聞きたくなるのは当然だろう。ポスト紙はこの疑問を8人の専門家にぶつけてみたが、その答えは読者にとっては受け入れがたいものかもしれない。

５）百万人を超えるひとたちが失業者救済金の支給を待ち望んでいるが、多くの人たちが身元証明を求められて、支給が遅れているようだ。

６）妊娠中の多くの女性たちが、ワクチンの接種をしても大丈夫かどうか迷っている。

７）トランプのワクチン接種のワープ・スピード作戦を超えるスピードで、中国が全国の最前線の医療従事者5千万人に一か月以内にワクチンの接種を完了すると発表した。