今朝のワシントン・ポスト紙 CORONAVIRUS UPDATESより

１）アメリカだけで新型コロナウイルス感染者は累計1926万6千人、死者は33万3千人を超えている。

財務省とホワイトハウスは、議会で可決されたコロナ関連経済救済法案をトランプ大統領が日曜日にシブシブ署名したことを受けて、救済金の支給を急いでいる。財務省の上層部によれば、早ければ今週中にも救済金小切手の郵送を始めるようだ。先週には、この救済法案を恥ずべきものと一蹴していたトランプ大統領が何故急遽署名に転じたのかは判っていない。いずれにせよ、全米で１４００万の失業者に対する失業手当の支給が、トランプが署名を躊躇している間に期限切れになるところだったのは確かで、トランプが日曜日に署名した結果、危うく政権崩壊を免れることが出来たのだ。

２）２００万を超えるアメリカ市民が、新型コロナウイルス・ワクチンの接種を受けた。だが、辺境の地の病院にまで行き渡るには、まだ多くの努力が要るようだ。CDC
によれば、最初の接種予定の1570万人全員に行き渡るのは今週一杯かかりそうだ。
多くの州では、医療従事者と高齢者施設を優先しているが、接種の優先順は夫々の州の決定に従って行われている。

３）自宅待機の勧告にも拘わらず、この年末年始には多くの市民がアメリカ全土で移動を始めており、この週末には、航空業界はパンデミック発生以来最高の乗客を迎えることになるだろう。