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2020年12月20日14:56

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今朝のワシントン・ポスト紙 News Alertより

1)英国は新型コロナウイルスが遺伝子変異で感染力を高めている状況に対応して、急遽ロックダウンに入り、ロンドンや周辺地方の封鎖を宣言し、クリスマス休暇の前に規制を解除するという公約を果たせない結果になった。

ウイルスの遺伝子変異が最初に見つかったのは9月でイングランド南部であったが、それがロンドンを含むイングランドの広い地域へと広まってきた。専門家によれば、感染力は高まったが、特に重症化したり、ワクチンの効き目に影響する様子は今のところ見られていない。

2)首相官邸での記者会見では、ジョンソン首相は「ウイルスの感染力は遺伝子変異によって’70%も高くなっているようだ。これは以前にも増して凄い勢いで感染を拡大させる結果を招く恐れがある。」と語り、この日曜日から、1800万人のイングランド市民に国内、海外を問わず一切の旅行を禁止すると発表した。
なお、ウエールズとスコットランドに関しては、各自に同様の措置がとられる予定だ、とも語っている。

3)他の多くの国々でもウイルスの二波・三波攻撃が起きていて、感染者の急増に対処し、夫々独自の行動規制を課しているが、ウイルスの遺伝子変異によって感染力が増したことを理由に、規制を強化したのは、英国が初めてであろう。

4)英国の主任厚生補佐官のウイッティ博士は。「この遺伝子変異については国連のWHOにも警告しており、出来る限りのデータを集めて分析を進めているところだ。」と語っている。また、この遺伝子変異が英国の国境を超えて海外へ移動しているか否かは判っていないと語っている。

5)一方、英国の科学者を代表するヴァランス博士は「この遺伝子変異は、急速に拡大しつつあり、入院患者の急激な増加につながる危険があり、恐ろしい事態を回避するための更なる行動規制が必要になるだろ」と警告している。
博士は更に「新たな感染爆発は努力次第で回避できるものであり、英国ではワクチンの接種が始まっているので、悲劇回避の道は見えている」と続けている。

6)研究者たちは、ウイルスの遺伝子変異は当然予測されていたことであると語っており、英国のCovid-19ゲノム研究協会の理事でケンブリッジ大学の細菌学教授のピーコック氏も、コロナウイルスの遺伝子変異は、これまでにも無数の事例が報告されていると語っている。
多くのウイルスは遺伝子変異を繰り返してきており、その結果、感染力が増す場合もあるが、その場合には重症化率は下がるともいわれている、と語っている。

しかし乍ら、これまでのところ、新型コロナウイルス感染者の死亡率が減少しているとすれば、それは治療方法の進歩のお蔭であろう。

7)ジョンソン内閣はこれまで「クリスマスをコロナから救おう」と呼びかけてきており、11月には、感染を抑える為の全国的なロックダウンをを強行したが、祭日の5日間は規制を緩めたこともあった。

今回のロックダウンは「第四段階の行動規制」にあたり、旅行の他に、生活必需品以外の商店は全て営業停止となり、ジムや美容院、パブ、レストラン、劇場なども全て閉鎖を命じられている。

その結果、市民たちは食糧と医薬品購入や予約を取った医療機関へ行く以外は一切の外出を禁じられている状態だ。教会での礼拝以外の一切の集会も禁じられている。








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