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2020年12月20日13:41

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2020年はびわ湖ホールとともに・・・びわ湖アートフェスティバルBAF 2020クリスマス

2020が終わる、この年は特別な年だった、でももうこれで区切りにして欲しい・・そんな思いでもう一度ここに来ました。

大津 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
びわ湖アートフェスティバル BAF 2020 クリスマス
(小ホール) 堀内星良ヴァイオリンリサイタル(ピアノ リード希亜奈)
クライスラー:中国の太鼓、ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
アルベニス:タンゴ(クライスラー編)
ホリガー:リ・トラット
ブラームス:「F.A.Eのソナタ」よりスケルツォ
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調
シマノフスキ:3つのパガニーニの奇想曲作品40より第3曲
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
(アンコール ホワイトクリスマス)

(大ホール) BAFジュニアオーケストラ・フェスティバル
ヴィヴァルディ:「ラ・フォリア」(彦根joyジュニアオーケストラ)
ホルスト:ブルックグリーン組曲(大津ジュニアオーケストラ)
ベートーヴェン:「田園」から1-4-5楽章(さきらジュニアオーケストラ)
沼尻竜典指揮 BAFジュニアオーケストラ(合同演奏)
(コンサートマスター 佐藤一紀)
ホルスト:セント・ポール組曲
アンダーソン:クリスマス・フェスティバル(ストーリー編曲)

今年のコンサートの最初が、びわ湖の「こうもり」。その時には、まさかこんな年になるとは予想もしていなかったわけで・・・そこからのぐすたふくんのコンサート生活は激変。回数の激減もさることながら、びわ湖の企画に9つ(ライブビューイング2回を含む)も参加したなんて、前代未聞の年となりました。

でも結果として、これだけのコンサート(オペラ3公演、マタイ、邦人合唱曲、センチュリー幻想、トリオ2公演、そして今日)を、この状況下で、しかもハイクオリティにて提供してくれたびわ湖ホールには、どれだけ感謝していいかわからない。本当にありがたかったです。心からありがとう、と言わせていただきます(山中館長、届いてます?)。

今日のコンサートも、前半のリサイタルが驚愕の極み。お二人とも滋賀県出身とのことだが、東京藝術大学の一年違いの先輩後輩、初顔合わせとは思えない完璧なアンサンブル。ヴァイオリンの堀内さんは膨よかに良く鳴る甘い音色の持ち主で、この音で奏でられるブラームスは絶品。また、ピアノのリードさんはなかなかのヴィルトゥオーゾで、キレ良く走り回る指の小気味良さ。この二人の才能が火花を散らすラヴェルの三楽章の見事なこと!ぐすたふくん、このコンサート、よくあるご当地演奏家の内輪の発表会(失礼!)などとたかを括っていたのだが、ばちーんとほっぺたしばかれた気分です。一級のプロフェッショナルの至芸を堪能した思い。

こんな若い人が滋賀県から出てきたんだなあ。堀内さんは、ローザンヌで研鑽中とのことで「勉強してきたことと新しいこと、半々のプログラム」とのご謙遜のトーク。いやいや、これからに大いに期待です。何を隠そう、ぐすたふくんも生まれたのはここ大津。突然の親近感から絶賛ファンクラブへと転身であります。

後半はジュニアオーケストラの演奏。やっぱり、弦楽器って管楽器みたいにメンバーが一定のレベルになるのが難しい、ということを痛感する。でも、オーケストラが組めるほどの数の弦楽器奏者が10代にいる、ということが驚きで(しかも、彦根、大津、栗東と別々に)、これだけの裾野があってこそ堀内さんのようなトップアーティストが出てくる、ということなんでしょう。

二部では弦奏者全員が舞台に乗り、18型にまで拡大した編成から立ち上がるのは、えっというぐらいの充実した響き。それを今年も獅子奮迅の沼尻さんが振り抜いたセントポール組曲、その最後の最後に立ち現れるグリーンスリーヴスの旋律はまさに祈るようで・・・来年はみんなでもっと笑顔になりたいね。

沼尻さん、山中館長、びわ湖ホールのみなさんに、もう一度感謝。

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