今朝のワシントン・ポスト紙 CORONAVIRUS UPDATES より

１）トランプ政権は、来年春までにもっとワクチンを提供するようファイザー社と交渉を始めた。
追加のワクチンのアメリカ国内への供給が来年６月か７月になるとの報道があったからだ。

２）今や新型コロナ・ウイルスは世界中の何百万人の患者の体内にとどまっている現状で、ウイルスが遺伝子変異を起こしていることは当然予測できる。

遺伝子変異と言っても、特別不安になる必要はないが、英国の厚生長官は英国南東部で感染拡大が深刻化しており、変異の結果、感染しやすくなったのではないかと警告している。

遺伝子変異で特別に危険度が増す訳ではないが、変異の大きさによってはワクチンの効果に影響を及ぼす可能性は残っている。

３）家庭でも出来るコロナウイルス検査のキットがFDAに承認された。一回の検査コストは３０ドル程度だが、鼻の粘膜を検査所に送る手間はいらなくなる。このキットは薬局でだれでも購入できるようになるだろう。

４）経済不況が広範囲に拡大している現状で、民主・共和両党の国会議員たちが、お互いの主張の相違を克服して、救済法案成立に向けて協議を進めている。両党の指導部は、中小企業や失業者、学校、ワクチン配送業者たちに、一人当たり７００ドルの補助金が出せるようになるだろうと期待している。
この５か月間で、８００万人近い市民たちが貧困に陥っている。

５）新型コロナウイルスのワクチンを接種されて危険なアレルギー反応を引き起こしたアラスカ州の医療従事者の容態が無事に収まったようだ。