今朝のワシントン・ポスト紙 CORONAVIRUS UPDATESより

１）緊急病棟のサンドラ・リンゼイ看護師は、月曜にアメリカで最初のコロナウイルス・ワクチンを接種し「他のワクチン接種の時と何ら変わらなかった」と語っていた。

これは画期的な出来事になるだろう。
全国の医療機関と高齢者ケアー・ハウスに向けて最初に出荷された290万本のワクチンの一部の到着を病院の駐車場で待っている州知事の姿もあった。今後更に数百万人分のワクチンの配送が続く予定だ。

２）トランプ大統領は、最初にホワイトハウスの職員に接種するという当初の計画を断った。この計画中止は、パンデミックを過小評価し、ソーシャル・ディスタンシングの忠告を無視した結果、数度にわたりコロナウイルスのクラスターを起こしてきたトランプ大統領や政権幹部たちに対する市民たちの怒りの声を考慮したものである。

３）各州にワクチンの配布が進行する中、各州の知事たちはワクチン接種を推奨する活動を求められている。集団免疫の効果を発揮するためには、ワクチンを嫌う人たちも含めて70％以上のアメリカ市民がワクチン接種をする必要がある。

ワクチンを注射された後で副作用が出てくるのはワクチンが働いている証拠だと説得する向きもある。

４）グッド・ニュース：ヨーロッパの医学者チームの研究の結果、ある種の異形遺伝子がコロナウイルス感染とその重症化に関係していることが判り、効果的な治療法に道を開くものと期待されている。