今朝のワシントン・ポスト紙 CORONAVIRUS UPDATESより

１）サン・フランシスコを含むカリフォルニア州のベイ・エリアに、新たな外出禁止令が出された。

２）外出禁止令が出ている地区が増加する中、如何に生活するかを考えてみよう。
スミソニアン博物館やワシントンD.Cの国立美術館などは閉鎖されているが、州によっては美術館や博物館などで、マスク着用などの一定の規制はあるが未だ開館しているところもあるので探してみるのも一興である。

３）金曜日にファウチ博士は「感謝祭の旅行や外出の状況を見ると、感染は更に拡大するものと危惧している。われわれはまだ感謝祭後の感染のピークを見ている訳ではないのだ。更にこれから迎えるクリスマスにはより多くの人たちが旅行やショッピングに出かけるリスクが高く、大きな懸念を抱いている。」とNBCに語っている。

４） その一方で病院は既に満床状態なのだ。
今週一週間で新型コロナの新規感染で入院した患者は１０万人を超えていおり、医師や看護師たちは行政にもっと厳しい措置を講じるよう望んでいる。
コネチカット、テネシー、ミズーリ、ミシシッピーの各州の医療関係者は、各州の知事に対して、パンデミックを抑えるためのより厳しい制限措置を望んでいると発表している。

これに対して、少なくとも一つの州が行動を起こした。カリフォルニア州の民主党出身のニューソン知事は、この木曜日に州の大部分の郡で外出禁止令を出したと発表した。

５） 間もなくワクチン接種の承認が下りるという誤った情報が拡散するのを、グーグルやフェイスブックなどのソーシャル・メデイアが阻止にやっきになってる。

６） 中国の製薬会社Sinovac Biotech社は、中国でワクチン開発の先端を走る二社の内の一社であるが、同社はワクチンの市場への供給の準備を完了していると発表している。同社は2003年のSARSに対するワクチン開発でも最初に治験作業に入った企業であり、更に2009年の豚インフルエンザのワクチンでも最初に市場供給を始めた実績がある。だが、同社は当時の担当役人に対して承認を急ぐよう賄賂を贈ったとも言われている。

７） CDC ( 疾病対策予防センター)は、初めて公に「自宅以外での全ての屋内でのマスクの着用」を求めた。

８）一方、アメリカ経済は回復の兆しをみせており、１１月には245,000の雇用回復を記録している。