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2020年11月25日12:16

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今朝のワシントン・ポスト紙 CORONAVIRUS UPDATESより

1)政権移譲で混乱している連邦政府からの支援が期待できない全国の州知事や市長たちは民主党派も共和党派も、経済を衰退させることなくウイルス感染拡大を阻止するためにそれぞれ独自の必死の努力を強いられている。
ニュージャージー州のニューワーク市では自主的なロックダウンを行っており、オハイオ州では遅ればせながらマスク着用を義務化している。また、デンヴァアーの市長は「これはみなさんにとって厳しい措置で、みなさんには大変迷惑な要求であることは承知の上でのお願いです」と語り、市民に今後一か月間外出を控えるよう要求している。

これらの各地方における独自の規制措置で、アメリカ全土に亘ってシャトダウンに近い状態になろうとしてはいるが、まだまだ不十分で、遅すぎた感が強い。「殆どの市長や州知事たちがやっているのは、山火事に対して、水道ホースで庭の火事を消そうとする程度のことしか出来ていないのだ」と語るのはダートマス・カレッジのアンネ・ソシン医学博士だ。

2)昨日のニュース・レターでお知らせしたように、アメリカでのワクチン問題は、今や如何に早く如何に多くの市民に接種するかという困難な課題に移っている。これは一大チャレンジである。

一方、中国とロシアは、ワクチンを使って独自の国際戦略を展開している。ワクチン開発が出来ない国々に自国が開発したワクチンを提供しようというのだ。これはパンデミック収束後の世界秩序再構築で自国の影響力を発揮するのが目的だろう。
「これは、アメリカにとっては悪夢である。アメリカはこの企みに参加できないからだ。」と語ているのは対外関係協議会の国際衛生担当デヴィッド・フィルダー氏である。

3)その一方で、ワクチンを最も必要としているコミュニティの間で、アメリカのワクチンに対して強い不信感を抱いている人たちがいるようだ。自分はワクチンの接種を受けられると思っているのは、黒人のほぼ半数とラテン系のほぼ三分の二にとどまってており、ワクチンの有効性と安全性に疑問を持っている人も少なくない。

4)パンデミックが始まって以来、アメリカでは鬱病や精神的不安定な人が急増している。若者の四人に一人が自殺を考えたことがあると、CDC ( 疾病対策予防センター)の精神医療の専門家の調査で報告されている。

5)一旦退職していたダラスの70歳の看護婦が、病院でコロナと苦闘している後輩たちを指導しようと現場に復帰したが、彼女が指導していた看護師からコロナウイルスに感染し、コロナウイルスの犠牲になった全米で836人の医療従事者の仲間に先月加わる悲劇が起こってしまった。





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