今朝のワシントン・ポスト紙 CORONAVIRUS UPDATESより

１）全てのアメリカ市民は感謝祭を祝うための旅行や外出のリスクを侵してはならない、とCDC （疾病対策予防センター）が警告を出している。
新型コロナウイルス感染による死者が２５万人を超え、この一週間で新規感染者が百万人を突破した現状を踏まえての警告である。

CDCの新型コロナウイルス対策本部長のヘンイー・ウオーク氏は「今一番問われているのは、貴方の愛する人たちの誰かが感染して入院し死に至る危険を避けることが出来るか否かということなのです。」と訴えている。
だが、残念乍ら多くのアメリカ市民は聴く耳持たないかもしれません。
ある都市ではPCR検査を受ける為に何時間も長い行列を作っており、その結果を知る為には更に数日間待たねばなりません。
この現象は最近の感染者数の急増が原因しているのかも知れませんが、実態は感謝祭のために旅行へ出たいための現象のようです。
だが、専門家たちは「検査で今は陰性と判っても、貴方が祖母と並んで七面鳥料理を楽しむ頃には感染していないという保証はないのです。」と警告しています。

２）アメリカで感染爆発が起こっているが、外国でも事態は悪化の状態が続いている。ヨーロッパでも先週は１７秒に一人の割合で誰かが新型コロナウイルスで死亡しているとWHOが発表しています。

３）アメリカ人は警告に耳を貸さないだろうという問題で、編集部では実際に街へ出て、コロナウイルスの感染爆発と多数の死者を出したことが、実際にアメリカ市民たちの生活態度にどれだけの影響を与えているかを探ってみた。

アラバマ州の或る地方都市では、グラデウス・モウルがコロナウイルスで彼女の父親、姉、伯母、伯母の母、を失ったことは誰もが知っている事実ですが、彼女の家のドアには「COVID-19の為危険ですからわが家には立ち入らないでください。お願いします」という張り紙が貼られていた。それにも拘わらず、マスクなしで彼女の家に入る人たちがいたのです。