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2020年11月19日08:02

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近所のスーパーで。

レジで支払い済んだ後に、自分で袋に詰める台を、
サッカーと呼ぶんだそうだ。

昨日近所のスーパーに行って、レジ済ませ、
いつものように持ってきた袋に詰めてたら、
そのサッカー台を挟んだ私の向こう側に二人の女性客が居て、おなじく詰めてる、、
と、すんごい小さな声が聴こえる、
「すいません、すいません、、あのすいません、、、あの、、」
私から見ると向かって左の高齢の女性が、その隣の、見知らぬ女性に言っているのが聴こえてる、、
あ、、んまりにも小さな声なので、言われた女性がすぐに気が付かない。
で、気が付いたら、その高齢の女性が
「私の(荷物を詰めた)この、リュックを(私に)背負わせてくれませんか?」
と言っている。
言われた女性は背負わせてあげたが、
高齢になるとそれすらできなくなっているのを、
まざまざと自分の目の前で観ていた、昨日の昼頃。

倉敷の美観地区周辺から駅までの中心地は、多数の病院や商店街はあるのに、普通の食品販売店や八百屋や肉屋魚屋がほぼ壊滅してる。 駅周りの裏道には何軒かはあるが、都会のような駅降りたら商店が並び、そこで買って帰る人や店先での常連さんと店の日との会話とかの景色は倉敷では見られない。
で、それはスーパーの中ではあるのだが、そのスーパーやコンビニの空白地帯がある。
そこに昔から住んでる高齢者は、嫌でも歩いてうちの近くのスーパーにくるしか無いのだ。
数日前に紹介した商店街内の新築ホテル&マンションの一階に
小さなスーパーを、との計画を聴いたこともあったが、
たぶん作らんだろなと思ったら、やっぱりできなかった。
年寄りが便利になるのにそんなことは作るほうはさっぱり思っちゃいない。

ーーー

なので毎日スーパーに買い物に行くとそれ相応な女性男性を見かける。
だいたいが一人で。
腰掛けできる乳母車で来てる客とか、杖ついてる男性かで。
なので、杖の忘れ物もサッカー台でみたことがあるし、
一度だけだが、スズキのセニアカーで入ってくる客が
スイッチ間違えたんだろう、スーパー内で暴走して
焼き芋の機械にぶつかったのを観たことがある。

なので、駐車場には、タクシー駐車場がひとつ確保していて、
スーパー内の公衆電話に××タクシーの電話番号を紙に貼って書いている。

数年前に聴いた話では、タクシーの運転手は、客を触ってはいけない、
補助してはいけない、荷物を運んではいけない、という決まりがあった。
それが岡山の田舎のタクシー会社は、だんだん和らげてもいいようになってきてる。


ーーーー

書いてる途中で思い出した映画が一本

2000年の邦画
老親(ろうしん)  

監督 槙坪夛鶴子
脚色 原田佳夏
原作 門野晴子

ほんとにあった話の映画化。
浜村淳さんのラジオの映画サロンで、かなり前に聴いた話。

<ストーリー>(コピペ)
長男の嫁で専業主婦の成子(40歳 萬田久子)は、姑の死後、子どもと共に東京を離れ、
残されたオトノサマ舅・兼重(76歳 小林桂樹)と奈良・斑鳩(いかるが)で7年間を過ごす。
 「舅や夫の世話や介護で生きるなんてまっぴらだ。自分を生きたい」
と成子(47歳)は夫(52歳 榎木孝明)と離婚し、「家」や「嫁」から解放され、娘(18歳 岡本綾)と共に東京に戻り、作家としての自立を志す。ところが他人となったはずの兼重(83歳)が「ただいま」と転がり込んでくる。
兼重は料理を何一つ知らないので、教えてくれと言うので、教えていくと、
 自分のことすら何一つ出来なかった舅が、半年で一家の主夫に大変身。
成子親娘を支える生活に生きがいを見出していく。
気がつけば奇妙な同居生活。その兼重も去り、落ち着きを取り戻した頃、今度は骨粗しょう症で寝たきりの実母・まさ(80歳 草笛光子)を引き取るはめになる。
 実母、成子、娘、女三世代の同居の始まり。成子にとって、老いとの共生をめざす日々の幕開けだった。


ーーーー

19歳の時に黒澤明「生きる」を観たので、老後は当時から覚悟を決めてた私です。
映画は人間が生きていく先々のことを教えてくれる教科書みたいな作品もある。

洋画では
ジャックニコルソンが孤独な老人になっていく映画「アバウト・シュミット」
も、お勧めです。
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