mixiユーザー(id:51652146)

2020年11月17日14:18

41 view

今朝のワシントン・ポスト紙Coronavirus Updates より

1)アメリカの新型コロナウイルス感染者累計がこの日曜日に1,100万人を超えた。最初に百万人の大台を超えるのに100日掛ったが、1,000万人から1,100万人を超えるのに僅か6日しか掛っていない。
当然、入院患者数も急増している。この状態が続けば、助かった筈の患者の死も多くなると懸念される。いくつかの州の知事は、感染拡大の勢いを少しでも削ぐ目的で市民に対する新たな行動規制を発動している。ノース・ダコタの市民も今やマスク着用が義務となってきた。ミシガン州では大学、専門学校や高校は学級閉鎖され、職場やレストランは三週間閉鎖されることになった。ワシントン州でも、屋内の集会が禁止されており、レストランやバーも屋内営業は禁止である。

2)ミシガンとワシントン州の知事は、連邦政府に対して、これらの規制により起こる経済的な負担に対する何らかの支援策を講じるように要望している、
これに対して、ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部のスコット・アトラスは、市民に対して州政府による公共衛生の為の規制を拒否するように求めている。
小売や観光業、ホテル・レストラン・クラブなどの業界は営業継続の権利を求めて規制に反対しているが、その一方で、大手の小売グループなどは、覚悟して真面目に取り組む姿勢を崩していない。

3)モデルナ社は月曜日に暫定的な検査結果として、同社の開発中のワクチンが新型コロナウイルスに対して95%近い予防効果があることが判明したと発表した。一週間前にはファイザー社とドイツの同社パートナーのバイオNテック社が開発中のワクチンが90%の確率でコロナ感染を防止できると発表している。アメリカの政府関係者や医療関係者たちはこれらのニュースを歓迎しているが、全米の市民にワクチンが行き渡るのはまだ何カ月もかかるのが現実なのである。

4)大統領に就任する予定のジョー・バイデン氏は全国民にマスクの着用を義務づけ、パンデミックを抑え込むための科学の裏付けに基づくウイルス対策を心掛けると公約しているが、中西部諸州での上下院議員選挙では共和党が優勢なのは、市民たちの規制に対する反発が依然として強いと分析されている。これを受けて、共和党幹部はパンデミック対策に於ける市民の行動規制に抗議する姿勢を示している。これに対して、感染症専門家たちは、冬に向かって対策を緩めるのは極めて危険であると強く警告している。

その一方で、バイデン氏はパンデミック収束に向かって全員が協力するためにも、政権移行の作業を進めることが出来る環境を早く作るようにトランプ大統領に呼びかけていおり、それが出来なければ更に多くの国民の命が奪われることになると警告している。


10 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する