今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updates より

１）マスクの効果に対するこれまでの一般的な評価は、私たちの周りの人々を保護するためにマスクを着用する必要があるということです。研究によると、単純な布製マスクでさえ、感染性粒子が着用者の口から他の人の体に飛散するのを防ぐことができます。逆にマスクが着用者自身をウイルスから守ることが出来るか否かは、これまで未解決の問題でしたが良いニュースが入ってきました。

最近の研究を引用して、CDC (米国疾病予防管理センター)はこの火曜日に「マスクはマスク着用者が空気を吸う前に、空気から多少とも感染性粒子をろ過することによって着用者をある程度保護する可能性は高い。」と発表しました。CDCはまたマスク着用の公的義務化を承認しています。これはマスクに懐疑的なトランプ大統領の悪影響からの重要な脱却であり、CDCに対する公権力の圧力は彼の辞任と共に消えてなくなるでしょう。

２）しかし、米国にはまだ長く危険な冬が待っています。ポスト紙の編集部は、感染状態が日々悪化している現状を報告しています。covid-19感染者の入院数は4月以来の最高レベルに達しており、一日の死亡者数も大幅に増加しています。ウイルスの汚染は全国のバーやジム、レストラン、各種集会などで急速に広がっています。この火曜日一日だけでも過去最高の１３万５千４百２８人の新規感染者が報告されています。その記録も、これから数時間以内に再び破られるのでしょう。