というのは長時間テキストセッションで体固まったからなんですが
健康については寒くなってくるし大変こわいね。
土曜日はＤ＆Ｄ５、駄氏ＧＭ。お城がやばいってのはニンジャバットマンでも言ってたねの巻。
日曜日はオルガレイン、しらたき氏ＧＭ。テキセはオフセの２〜３倍かかるとは知ってはいましたが、こうなるかぁの巻。
ＤＤお久しぶりです、ロングキャンペーン中でしたがコロナの関係で長いこととまっておりました。
前回は年明けちょいの時でしたが、ＧＭもその前の九月とかじゃないの？なんて思ってらっしゃった程度にはもういつやったんだかおぼろげになってしまう……
おのれウイルスという限りではございます。
さて、なにって
山岳に囲まれたある小国の王宮に、できるだけ戦力差を感じない方法で突入したいという作戦を議論し、
いざじゃあ行こうかそろそろ？
みたいなところで止まっていたので、
えっなんだっけどんな作戦だっけ
みたいな振り返りから始まります。
見通しがいいわりに結構切り立った尾根に挟まれたこの国の、
奥がわの宮殿＆神殿に行きたい我々。
「この国の裏口」側に回れれば、王宮へのかくし通路などもあるそうなのですが、
なにしろ見つからずに山を回っていくのが困難な地形で、
ちょっとその方法から会議することに。
同行しているＮＰＣである、国を離れていた親王さまの曰くで、
向こう側、隠し通路周辺で一休みすることが可能だろうというお話がいただけたので、
じゃあある程度魔法使ってそっちに集合しようというお話になります。
出た方法は、インヴィジビリティ（復体透明化）＋飛行手段によるピストン輸送。
透明化の上限人数を超えているので、何回かに分ける必要がありますが、
計算したら術の効果が切れる前に結構すいすい運べそうということが分かったので採用。
あとは、
陽動としてホーンオブヴァルハラふいて英霊の群れをなだれ込ませるかどうかみたいなネタもありましたが
騒ぎを起こす潜入と起こさない潜入とどっちがいいかねというお話になったところ
まあ、起こさないほうで行こうかということに。
ちょっとダンジリ祭りの絵面も楽しみでしたが
面白いだけだからな。
さて、潜入の目的として、
前提：この国が、我々の仮想敵である大国の切り崩し工作を受け、支配体制を奪われているために、
この国の伝統祭祀を執り行えなくなっているために、国民が呪いを受けて大変なことになっている
�，覆里如△修亮蠅虜怎�を含めた作業ができなくなっている現王の様子を見にいきたい
�△泙拭�敵勢力をできれば排除したい
��そして、本来の祭祀を復活させ、国民を救おう
というのが主題になっています。
隠し通路というのが、王宮の芯となっている柱の中がくりぬかれて通路化されたもので、これを通れば、王の私室まで一気に行けちゃうそうなので、
そちらにひとまず様子を見に行き、声をかけてみます。
（ＧＭ「紙でできた壁に四方を囲まれた部屋です。ふすまですね」
ＰＣ「……！？どこから入るのだこの部屋！？」「魔術で見えなくしてあるのかもしれません、侮れない国だ」）
様子を見るとすっかり窶れ、おしろいで肌の状態の悪さを隠していそうという描写ももらい、
ひとまず声をかけてみようということに。
幸い洗脳されているということはなく、
軟禁状態であるために、必要な祭祀ができず、
国にかかる呪いを自身も受けて、強力に健康状態が悪化しているということ。
そして、
じゃあ何の呪いなのよっつって、
「かつてここに人の国を建てるために倒した先住の竜の呪い」。
放っておくと、領土内の人間が徐々に「竜化」していっちゃうとか……！
そうしてできた強力なクリーチャーの群れを、敵国は運用するつもりなのでしょう。
というわけで、
できるだけ早く祭祀の再開にこぎつけたいところ。
親王ＮＰＣがそれをできるということなので、
（我々より一回り強いデータであることを明かしてもらえたこともあり）
この城内の敵勢力の上位層を我々で撃破しつつ、
同時にそれで手薄になる神殿のほうでの儀式をもうさっさと親王さまにやってもらおうということになります。
地下牢に潜入して、とらえられている国の人たちの声も併せて敵戦力をまとめると、
敵勢で強力なユニットは二人。
「ケンサイ」なるクラスについている闇の力を乗せた剣をふるう（ちょっと和風な名前の）戦士。腰に下げたきれいな箱を守っているので、なにか力の源かもしれない。
ローブ姿の謎の魔術師……でありながら、ちょっとのちに分かった正体は、無理やりローブかぶってるビホルダー。
そして、それとは別に危険そうなのが、
「自分を別の生物に変身させられる」シェイプシフターの戦士が数人。空から国を偵察した限りでは、おそらくスズメの姿に化けている。これは全く神出鬼没だそうで……
ざっとこの辺りが、危険といって差し支えない連中。
その他、城を守る手下多数。
人数差はあるので、まずはボスクラスを集中して倒せればいいというかたちで、
「こっちがいることわかってて増援に来られたら困る」相手はビホルダーだろうということで、
先に奇襲をするのはビホルダーということに。
なにしろ王宮の中心をとおる柱を自由に上下でき、
かつ、
我々には、ちょっと前に猛威を振るった「扉やなんかを描くとそれが実体化する絵具」があるので、
どの階にも出放題ですので、
初手の奇襲はかなり自由にできそうです。
敵のビホルダーも、しかし非常に危険な相手。
「魔法無効化視界」と「ランダムバステビーム（行動不能系多数、即死系含む）」をふんだんに用いてくる相手なので、
まずブラインドネスか何かかけてビームをうてなくするところから……
という流れがきれいにはまり、
これは何とかなんなく撃破。
……といっても、難なくにならない一手を相手に与えてしまっていたらというだけで
そこそこぞっとする相手ですが……。
そこのドタバタを聞いて、
その後はもう敵勢遠慮なく増援に……
来るかと思われたのですが、
存外バタバタと統率取れずに集まってくる感じで、
戦力を集中しきれません。
そう、
ふすまなどがある、
ここは和風のお城。
マップの構造上、
「外からなかに集まってくる」のが異様に難しいんです。
狭い廊下、狭い門、部屋部屋を仕切るふすま。
（ふすまが結構厄介です。「アイテムや扉の操作」は、各人いち手番に一回しか出来ないので、どんなに移動力が高くても、人数がいても、進める距離と集まれる数に限界が出てくる）
これは「布陣を敷いて待てる」側が圧倒的に有利であり、
いかに占拠していたとはいえ、
この城の「使い方」を熟知している訳ではない大勢が
三々五々集まってきても其ほどできることはない。
しばらくそれで数を減らされた相手も事態に気づき、
逆に我々を待ち受ける形で上階に布陣するのですが、
階段登った直後の場所に張られた１布陣目は、強力な持続範囲魔法で居場所を焼いたので、
ボスのいる部屋まで撤退、
総力戦するぞという布陣を改めて作られます。
こちらは、見通しのいい、長い廊下の先の中くらいの部屋。
攻め込むまでに少なからず被害が出そうですし、
範囲魔法というのなら今度はこちらが餌食になれそうではありますが…
ここで、
さっきの「扉を描ける」絵の具で、
連中の足元に扉かいてやろうぜという案が発生。
階数による構造の差が少ない作りの城なので、
彼らの真下の階から、下向きに観音開きする扉作っちゃおうという案です。
（さっきからこれ多用してるんですが、実はこの絵の具で出した施設って永続で残るので
人様の城になにしてんのというムーブにはなってるんですが…）
そんなランダムでドロップしたマジックアイテムを我々が持ってると知らない敵勢、
すっかり引っ掛かり、
少なくとも起き上がるための動作と、不意打ちターンの発生を一回、
我々に許してしまいます。
また、また、先程も用いたような範囲ダメージ持続魔法を、狭い範囲に敵を集められるのだから、と
複数種類おき、
なんか動くたびにもりもりHPがへる地獄を作ることにも成功します。
これが効いた。
ほとんどなにもさせないうちにボスと浮遊ユニット以外を平らげることができ、
その部屋を出るための出口はおさえられたので、
あとは行動不能系の奥義を一発でも炸裂させられるかというボスの意地を恐れる限りでしたが、
それも「恐怖状態」の発生を軸にやられることだとわかっており、対策済みでありました（恐怖や魅了を一定時間封じる魔法はある）。
倒した彼の腰から転がった小さな箱（PL達は半ば忘れていました…）、
こちらのなかには小さな白いスズメが入っており、
それがみるみると、一人の可憐な姫の姿に変わります。
彼女はシェイプシフターの少数民族の姫で、
なんでも人質にとられていたために、
一族のスズメ軍団は敵に下って兵として働かされていたのだとのこと。
彼女の無事がわかれば、
「神出鬼没の敵兵」とは戦わなくても良さそうです。
（とおもっていたら、
神殿にいくための隠密判定に失敗した我らが親王、スズメ軍団に追い付かれ、説得判定で高達成値をどすとかいう主人公ムーブを裏でしていた（ダイス目的にはしちゃっていた）らしく、
和解状態でここに連れて帰ってきてくれるのですが）
なんと、
30体ほどの敵兵を
ボスクラス含めてきれいに食べてしまえた。
我々の力というよりほんと
「城」というものの機能がどれ程恐ろしいかを感じさせられる戦闘でした。
そして、
回復する前に何かまだ一戦あるとほのめかされて今回は終了。
ドラゴンの呪い問題がね…来ると怖いね…
とはいえ今回で11レベル。
各PC、できることがグッと増えたところです。（攻撃回数が増える人が何人かいたりするブレイクポイント）
休憩なしでどのくらいできるかはわかりませんが…。
んあー秘奥義選ばなきゃ。
てかな
ファイターとかのマルチをどの辺からするかとか
意外と見ていい感じもあって…。
日曜のオルガレインは
遠方の参加者含めテキストセッション（これも結構古い遺物な気もしますが、一部大きな声で会話しにくい参加者もいるので）しようという企画でした。
有り体にいってこれが一日で終わらず、
火曜の祝日までもつれ込むんですが、
まあその辺はみんなちょっと見通しが甘かった。
たぶん述べ…
15時間じゃないかい？
合宿かな？
あのゲーム、進行に「反応」が必要なく、
反応すればするほどただ延びる以外の現象が起こらないという「ゲーム性」を、
しかしGMがどうとらえて進行していくかというもので、
ようは、
描写を一方的に垂れ流したあと、
垂れ流された人は、判定するかしないかだけ宣言して次に進むということが
唯一「ゲームを進める」行為なので、
むしろテキセに向いていると思ったんですが…。
逆にいうと、「相手の反応を待つ」必要性がないなかで、しかしそれでもテーブル「トーク」の体裁を保とうとして「相手の反応を待つ」ことをしてしまうと、
必要性がないものを「わざわざやる」という（これは好みの問題でしょうが）嗜好に意義を持たせようとすると、
「じゃあ判定して」という「次へのステップ」をどの区切りで起こすかのタイミング探しが意識として難しくなるんです。
だって、どんな上手いロールプレイしても、
「次へのステップ」には関係ないので（関係させるなと厳命されてる）、
逆にいうとその「次」への宣言は、
「そこで起きている会話に、進行が関係ないです」と突きつける行為に他ならず。
かくして、
「じゃあ判定して」を言い出すタイミングを計り始めたが最後、
「テキセ向きのオルガレイン」は姿を消すのです。
なんか、
上手いロールプレイや、どこを探すといった宣言で「次への鍵」が見つかるのか、
それはやってはいけないのか、
GMとPLの認識が曖昧な感じで進行するので、
GMも「調べてほしい」けど「調査の結果で進行してはいけない」し、
PLは「調べたところで進行とは関係ない」ことは知ってるので、「進めるだけなら判定すりゃいい」とは思うなかで、
それを押しても「好みで」自主的に見てみたいところがあるのなら、もちろんそれを調べにいくんですが、
それがもちろん「自分が見たいもの」じゃなくて、
「GMが見せたいものをみたい」になる（インターミッション以外は本来100%これのはず）のであれば、
「調査しないと見られない描写がまだあるかもしれないのに、“もういいです判定します”とPCが自分からいう」ことは、
「あんたに見せたいものがあるかは知らないが、自分から調べるほどはもう興味ないから、さっさと進ませて」という宣言に等しくなります。
ので、「もういいと思ったら判定しますといってください」とGMが複数回言明したり、
「もうこれ以上はここにはなにもないです」と明言したりしないと、
「会話しながら」自然に判定に、と流れられる難易度がバカ高くなるんです。
くりかえしますが、
「一方的な描写と、反応を必要としない進行」があるかぎり、
オルガレインはテキセ向けですし、
それを「誰にも邪魔されずに」行えるようにデザインされてるのがオルガレインですが、
「それじゃ寂しい」になるとこうなる。
睡眠者の夢・四階層。
覚醒者の夢・四回。
ラスト戦闘その他。
9パート分の労力を、
どう配分するかというゲームになるのですが、
戦闘をちゃんとしてるとかなり時間を食うので…。
描写を垂れ流し、反応を必要としないなら、１パート20分で計算すると、
三時間＋戦闘ロスタイム
という感じになるわけです。
これが1パート四十分になっても、
六時間＋戦闘ロスタイム。
なのですが、
あとになって計算すると、
戦闘からの時間が五時間ほどになっていたので、
アッてなるわけです。
こ、このゲー戦闘が爆裂時間かかる…！
さて、その他残りの描写パートはどうだったかというと、
私は反応が必要ない描写嫌いなので、
「自キャラの夢のNPC」を他PLに任せるなど、
「反応が帰ってくるのに時間がかかる」シーンにしちゃった結果、
80分ほどのインターミッションを一回いただいてしまったのち、
人数の関係でもう一度15分ほどのインターミッションをもらっております。
結局、ゲーム時間は１５時間くらいだったわけで、
戦闘時間を除いた十時間のうち、合計一時間四十分ほどを私が……
あれ？
インターミッションが二回きた（＝2パート割り振られた）ことを考えると、
相手の反応待ちまでしといて,
それほどオーバーしてはいない？
１パート平均１時間１５分やる形状だったわけですもんね……？
……とはいえ、
ほかの方のインターミッション基本的に３０分以内でしたから、
「本編とタメを張っちゃった」みたいな形状ではありますが、
ですので、
「やり取り」が発生したとたんどれほど伸びるかということです、やはり。
そしてやはり、それは「シナリオの進行」にはシステム上いらない行いであることを
オルガレインとしてどうとらえるかは大変考えていきたい。
お話……というか今回の睡眠者の構造は
前提：離婚済みの母親が依頼者。営業職の青年。周りに隠して魔法少女マジカルまどかのＤＶＤなどをそろえており、Ｖｔｕｂｅｒの配信中に睡眠。
１：皆に話を合わせて居場所を作ることに必死な少年が、皆と一緒に揶揄してしまったオタ系女子に、しかし誰も見ていない放課後にだけフォローをしにいくという強さだか弱さだかわからない脆さを見せる。
２：現実離れしたファンタジックな森の中で、「魔女」を名乗るキャラクターに心配されている。
３：両親離婚時代の祖父母の家での生活。一つには、「死産した兄がいたことを知らされ、”二人分”頑張っていきなきゃね」という言葉を幼少期に聞いたための「僕だけを見てくれない」ことへの本能的な恐怖と、
明言はされなかったものの、家に寄り付かない父の浮気行為をおそらく（幼い誠実さゆえに）母に伝えてしまったことの、自己否定精神（ただの後悔ではありません。幼少期ですから、”それまでに教育された人間としての善性”そのものが体験的に崩れた瞬間です）、
この二つから、「他人に迎合する”うその自分”を構築して生活する」、いわゆる”ストレスをためるよい子”にはっきりなっていく
４：アニメ制作会社でマジカルまどかを「製作」している夢。もちろん、「夢」の職場。川を渡れなくて困っている子を魔法で助けてあげるみたいな全くストレスのないアニメを製作できていることで幸せに暮らしている（ジャガーマンを感じる私）。
つまり、「現実こそ、自分の「本当」を出す場所ではない」「”夢”の中しか、自分の「本当」を構築することが許されない」というジレンマが
彼を「睡眠者」たらしめるというような描写です。
……ＮＨＤとちがってこの辺
何一つ読み解かなくても、理解しなくても
判定で勝利して引きずり出せば起こせちゃうゲームではありますが……
インターミッションで見せるＰＣたちの顔は
・（前半）モノノベの姫の残留思念。金人が聖徳太子に見せた夢に敗れた。（後半）という夢を「神降ろし」できる巫女。
・オーヴァードになれる夢を見ていた、日常に飽いた青年。現実に戻っても非日常が待ってるんだよなあ。
・自殺に失敗した経験から、「自殺に成功する夢」を望んじゃって、”夢”が終わっちゃった青年。現在の生存は惰性といっていい。
の四つ。
これにも、特に何のリアクションもなく進めることもできます。
しただけ伸びるので……
というところなんですが、
「睡眠者」の青年、「モノノベの秘術を継ぐために、自分の”夢”を能動的に捨てる技術を継がされた巫女」というのがなんだか許せなかったらしく（”本当の自分”を周りの都合で捨てさせられる構造が自分と重なったのでしょう）、
戦闘中、
起きた後、と
えらくキレてもらえまして、
そのあたりの会話をかなりしっかりしてもらえています。
大変うれしい。
そうなんです。
「感想」をもらえないなら「発表する意味」がない。
そして、しかし「感想を言う義務はない」んですこのゲーム。
だから、「ＧＭが作った睡眠者の夢」に対する感想をしっかりシナリオ内で返していかないと、
「ＧＭがシナリオを作ってきた意味がない」ことになる。
事実上、「発表会」であるシステムなので、
これを起こさない人はいないという前提も立てられなくはないですが、
これ「自分が発表できればいい、ほかの人の発表には全然興味ない」人の発生を抑えられない。
しかし、ううん、
「それでもいい」と思える人がやる、ということなのかもしれません。
「そうじゃなきゃダメ」の排除、これがオルガレインである、
という思想からしても、ううん……。
まあ、
テキセもオルガレインも難しい。
この難しさと楽しさの乖離を、時間をかけることで解決してしまった、と……
「残念ながら楽しかった」の部類に入りそうです。
ココフォリアで表示するオルガレイン自体の絵面はよかったですけどね。
サウンドのベル……というより
ＰＣのイラストコマが盤面上に配置されてたりするの含めて
カードワース感があった。
というのが火曜日まで。
さて、
私のＧＭのモノトーンあしたやんけ。
準備つめよう。
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