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2020年11月01日10:51

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今朝のワシントン・ポスト紙 World Alertより

1)英国のジョンソン首相はこの土曜日に2回目となるイングランドのロックダウンを発表した。
首相を補佐する医師団の「コロナウイルス感染の急増で英国の医療体制は6週間以内に崩壊する危険がある」との警告に応じたものである。
英国のコロナウイルス感染者が百万人の大台を超えたのを機に、憂鬱な空気の記者会見で、首相は再度のロックダウンはやりたくなかったが、ウイルス感染が急増するデータを見てやらざるを得なかったと語った。

「われわれはこの難局を切り抜けることができるだろう。だが、そのためにはまずこの秋の感染爆発を抑え込まねばならない。」と首相は強調した。彼自身も三月に感染しロンドンの病院の集中治療室で3日間治療を受けている。彼はその間に大量の酸素供給を受けたと語っている。
フランス、スペインやドイツなどで強制的なロックダウンをせざるを得なかったヨーロッパにおける新規感染の急増の渦中に英国が巻き込まれた形だ。

2)今後の見通しとして「今年のクリスマスは例年通りには祝えないだろう。この木曜日から12月2日までの間、生活必需品以外の販売店やパブ、カフェ、レストラン、ジムは全て閉鎖される。但し、食料品店、幼児ケアー施設、学校や大学などは閉鎖しない。」と語っている。

首相は更に「もしこれらの対策を実行しなければ、英国は間違いなく4月の感染爆発より遥かに厳しい一日に数千人の死者を出す事態になるだろう。もしできれば60歳以上の人は通勤せず、家でリモトワークして欲しい。イングランドの病院の多くがあと数週間で収容能力が満杯となる。医師や看護師たちは酸素すら割り当て制で誰を助け誰を死に任せるかの選択を強いられている現実を理解して欲しい。」と訴えた。

3)このロックダウンはイングランドを対象としているが、ウエールズ・スコットランド・北アイルランドは夫々独自のロックダウンを行うと見られ、その一部では既に始まっているようだ。

4)「ヨーロッパでのパンデミックの現状」
英国の新たなロックダウン発表は土曜日のコロナ関連死が326人にのぼった日だった。これでコロナによる死者は46,555人に達した。また、新たに21,915人の新規感染者が出て、英国での感染者累計は百万人の大台を超えた。

ヨーロッパ各国は春の厳しいロックダウンの成功を経験した後に今度は秋の第二波を抑える為に苦闘している状態だ。「ヨーロッパ諸国はウイルスの感染力の強さに驚愕している。」とフランスのマクロン大統領が語っている。

ポルトガルは11月4日に国土の70%をロックダウンすると発表した。また、オーストリア政府は午後8時から午前6時までの夜間外出禁止を含む厳しいロックダウンを火曜日から実施すると発表している。

日中の仕事のためや介護等のための外出などは認めるが、この時間帯での他人を訪問するなどの外出は認めないようだ。オーストリアではこの数週間で急激な感染拡大が起きており、特にこの7日間では爆発的な感染拡大を経験している。
ヨーロッパ全体では、アメリカの記録を破る感染者数が報告されている。

アメリカでは経済再生策が議会で議論されている一方で、ヨーロッパでも勤労者に対する報酬の支払いに苦慮している現状だ。





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