今朝のワシントン・ポスト紙CORONAVIRUS UPDATESより

１）アメリカの感染症医療のトップのファウチ博士は、数か月の沈黙を破って、この水曜日に、全国的なマスク着用命令の発令を支持する声明を出した。
「州によっては、マスク着用を拒否するところもあり、無定見なマスク拒絶の態度を許しておく訳にはいかない。行政側が積極的にマスク着用の義務化を進めるべきだ。」
「多くの国やアメリカの州では既にマスク着用の義務化を決めており、専門家の調査研究の結果、感染防止に有効であることが明白なのにも拘わらず、トランプ大統領は全国的なマスク着用命令を出すのを拒否し、マスクをしている人たちを馬鹿にする発言を繰り返してきた。もう彼とは暫く話してはいないが。」

２） 選挙日を目前に控えて、多くの激戦州で感染者が急増している。注目が集まるペンシルバニア州では新規感染者が50%も増えており、ミシガン州では倍増している。アメリカン大学のジャン・ライレイ政治学教授は「パンデミックが話題なればなる程、民主党に票が流れて行く。」と語っている。