mixiユーザー(id:51652146)

2020年10月16日11:46

39 view

今朝のワシントン・ポスト紙 Coronavirus Updatesより

1)WHOのソニア・スワミナザン科学主任は、この水曜日に「若者や健康な人たちにまで新型コロナのワクチンが行き渡るのは2022年になるだろう」と語っており、更に「最もウイルスに弱い人たちにワクチンが行き渡り、死亡率が十分低下するまでには、それだけの長い時間が掛るということです。その後でようやく健康な人たちにまでワクチンが行き渡るのです。」と続けた。

アメリカはWHOの世界ワクチン計画に参加していないが、アメリカ政府当局は、来年夏までには殆ど全ての国民にワクチンが行き渡るだろうと予測している。
だが、CDC(疾病対策予防センター)は今週火曜日に声明を出し、健康な人たちはワクチン接種まで多少待たねばないのは確かで、政府は限られたワクチンを公平で理にかなった透明性の高い方法で接種すべきだと警告している。

2)WHOはヨーロッパ全土で感染の急増が止まらないと警告を出している。ヨーロッパでは人口に対する一日の感染者数がアメリカを超えており、WHOの欧州出身の医師たちは、来年1月までには、今年の春に経験した衝撃的な死亡率の4〜5倍の死亡率に達する惧れがあると警告している。

3)アメリカの状況も大変憂慮すべき事態になっている。感染症専門医のトップのファウチ博士はこの水曜日に「多くの州で感染爆発が起こっており、アメリカ国民はじっと耐える日々が続くと覚悟する必要があるだろう。今年は感謝祭の家族パーティなども諦めねばならないだろう」と語っている。

4)ハリス副大統領候補は、民主党選挙運動の要員に二人の感染者が出たため、今週末の選挙活動を中止すると発表した。選挙運動本部によれば、ハリス候補もバイデン大統領候補も感染した運動員とは全く接触はなかったようだ。
だが、民主党陣営は、トランプ大統領と家族や周辺の人たちの感染が報道された直後からトランプの支持率が急落したことを見ているので、陣営内部での感染者の出現には神経を尖らせているようだ。

バイデン陣営内部での感染が拡大すれば、国民の健康問題でのトランプ大統領との違いを強調してきたバイデン候補のこれまでの努力が水の泡になるだろう。民主党はトランプや保守派の連中の嘲笑を無視して、春ごろから既にマスク着用を始めていたのだ。
それ以来、マスクはバイデン候補のパンデミック対策のシンボルとなってきた。

5)一方、トランプ陣営は、ホワイトハウスでのクラスター発生後も感染のリスクを真剣に考えている様子は見えない。メドウズ首席補佐官は今週議会で記者団からマスクを着けるように求められたが、拒否して記者会見も中止してしまった。

また、トランプ大統領はフロリダでの選挙集会で、自身がコロナウイルスに対する免疫を獲得したと自慢し、殆どマスクなしで集まった支持者たちの喝采を浴びて悦に入っていたようだ。




12 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する