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2020年10月09日23:57

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ヒビノキ691（10月4日〜10月10日までの１週間／週前半）

2020年10月４日～2020年10月10日までの１週間分の日記です。
この日記は今週の日曜日～水曜日までの週前半の日記です。

■2020／10／４／Sunday
10／３に三河島でTRPGのオフライン・セッション――。

http://www.groupsne.co.jp/products/tt/index.html

『トンネルズ＆トロールズ完全版』のGMをさせてもらいました。
参加したメンバーはお疲れ様でした。
また感染対策へのご協力ありがとうございました。
感謝しております。

大味だったけれどこれはこれで。

もうちょっとふざけた／はっちゃけたシナリオでもよかったかもね、

●登場キャラクター（50音順）

▼PC①　オーケン・ケメロ　男性／人間／盗賊
<治癒>の呪文を習得したパーティの生命線かつ回復役。とにかくタレントで判定に有利をつけにいく姿勢。

▼PC②　“星の飛沫の”ギルロス　男性／エルフ／魔術師
「これでもくらえ！」マシーン。それがT&Tの魔術師のただしい姿と形。とはいえ戦闘の個人修正は高め。

▼PC③　“有限猟奇”マハガン　男性／ドワーフ／戦士
胸の中央にＧと刻むグリッスルグリムの民のドワーフ。殴って叩いてヒットダイスを乗算する戦士の模範。

●プレイの内容

（１）
デーモン（悪魔）のシャクルは、２年前ある魔術師に魔法をかけられた。以来シャクルの右眼は赤い宝石にかわり身体は人間に。能力の大半をうばわれてしまった。*1
シャクルは呪いを解く方法を探し求め答えへ辿り着く。方法はフォロンの孤島の神殿に存在する“悪魔の吐き出し口”。悪魔の世界とトロールワールドをつなぐ入り口だ。*2
“悪魔の吐き出し口” *3 を通過したデーモンは悪魔の世界へ帰還し、力を取り戻せるという。封印され閉じた“悪魔の吐き出し口”を開放するには生贄が必要。
生贄は青カブトムシ教団の神官の血と命。シャクルは神官の男女を襲い、魔法の薬で声を潰すと人足＝奴隷をいつわり孤島をめざす。だが、孤島は危険で一杯だ。*4
シャクルは、有能な冒険者たちの手を借り、目的をいつわって“悪魔の吐き出し口”を開放するため密林の神殿をめざす。その冒険者たちがPCだったわけである。*5

（２）
「恐怖の街」の別名を持つガル。作成直後、（ほぼ）文無しのキャラクターは、一泊金貨６枚の宿代にGoToキャンペーンを要求する始末であった。*6
そのPCは、翌朝シャクルの人足を助け出す目的で港の廃墟の小屋に立つ。女給に言い寄るガルの貴族の息子を殴り「依頼受諾か？」「投獄か？」「つるされるか？」
「えらべ」というGM。*7 あとで反省会をするか話し合われたが（ウソ）、 PCはシャクルのべつの仕事を引き受ける約束で前金をもらう。前金は装備へと消えた。*8
T&Tらしく盗賊の根城に正面から乗り込んだPCたち。 GMとしては、この時点で敵側のMRを調整するべきだった。*9 MR60（7d6+30）の盗賊は一瞬でばらばらにされる。
ルールブックによればT&Tの１レベルのキャラクターのMRは25相当。PCのレベルは３レベルのマハガン、２レベルのギルロス、１レベルのオーケンで合計６。*10
なら戦闘を行う相手の適当なMRは150（16d6+125）ということになる。では「常時PCが平均170ヒットをだせるのか？」といえば疑問がのこる。*11

（３）
PCは（１）の“真実”とは反対のシャクルの依頼を引き受けた。「悪魔にうけた左眼の呪いを解きに孤島――“悪魔の吐き出し口”へ向う」と語るシャクル。*12
結果においてPLはシャクルの正体がわからなかった。シャクルは最後に神官の血と命と引き換えにデーモンの能力を取り戻す。PCは力技で悪魔の世界へ彼を押し戻した。*13
これについては（５）を参照。ともあれPCは、まずガルから孤島へ渡る船を探す。PLは発見した３隻の船の内で、合計MR１00の兵士が乗り込む小型軍艦を選択する。*14
出航。ところが軍艦は船底をこすってばかり。もともと足の遅い船の速度はどんどん遅く鈍くなるが、以外のトラブルも発生せず孤島に到着する。*15
孤島に到着したPCは、ガルで得た情報をもとに島の善の種族 *16 の集落を探索。集落を発見して準備をととのえると翌朝神殿に向け出発した。

（４）
道中「いかにもワナといわんばかりの宝箱を回収する」「樹上のゴブリンの襲撃に遭う」孤島イベントチャート *17 の結果を乗り切るPCたち。そうして神殿へ到着する。
このあとPCは、マヤの遺跡を想像する階段神殿の頂上に棲み付くハーピーと戦闘。神殿内部へ侵入。“悪魔の吐き出し口”へ向う資格を得る目的で内部の試練へ挑む。*18
当日にも話題にしたが、試練をふくめ、神殿内部を作成するのはべつのゲームよりもよほど大変であった。理由はT&Tというゲームの「データ」のとぼしさだ。*19
D&Dなら、クリーチャー、宝物、トラップを設置／記載するのにPHB、DMG、MMを活用する。*20 例：～木箱のなかにドリフトグローブ（DMGのp182を参照）がある。
ところがT&Tは、そのデータがない。*21 そのためGMが全部かんがえ記載しないとならない。基本的データの『モンスター！　モンスター！』も翻訳されていない。*22

（５）
ルールブックに頻繁に登場する“自由”なる言葉の“負担”についてかんがえたしだい。*23 やはりT&Tはソロ・アドベンチャーをやるゲームだとも想像した。*24
協調を欠くPL／PC。マハガン１人が試練に挑み失敗をしたり、とにかく所持タレントで押し、判定を“有利”に持ち込むオーケンと、PLは内部を順調に突破していく。*25
一方（３）でもふれたようにシャクルの正体はわからなかった。人足――つまりは神官が２度正体をあかすチャンスをPCは得た。だが、一歩たりなかった。*26
人足／神官と交渉したギルロスは予防線をはる。*27 とはいえ全員がシャクルの存在に疑念をいだかなすぎた。GMとしては「正体」を隠す必要にジレンマも感覚する。*28
PCは試練すべてに挑戦して“悪魔の吐き出し口”へ続く扉をあける翡翠の割り符を手に入れる。いま振り返ると「試練の挑戦は１回でいいよ」とつたえてよかった。*29

（６）
PCは魔法の扉と力比べを行い、*30 青カブトムシ教団へとまつわる魔法の剣を手に入れた。*31 「鏡の国のダンジョン」から転移してきた魔術師も仲間にした。*32
そうしていよいよ神殿の地下３階へ。だが（５）のとおりシャクルの正体を見抜けなかったPCのまえで、人足／神官と一緒にシャクルは“悪魔の吐き出し口”へ身を投げる。
【速度】のセービング・スローにPCは失敗。*33 ３人は砕け、血が流れ込み“悪魔の吐き出し口”のあごが開く。緑色の光の中でシャクルはデーモンの姿を取り戻す。
シャクルのMRは250（26d6+125）。逃亡の文字もよぎったが「やってみよう」ということになった。PLはヒット合算値を予想。おそらくこれがT&Tの“かけひき”だ。*34
GMのヒットは206。PLのヒットは207。１差。一度戦局がかたむくとT&Tの戦闘は一方的だ。*35 PCはシャクルを悪魔の世界へ押し返しガルに悪魔復活の報を告げた。*36

●注釈
※１　「こんなことできるのか？」といえば「可能」だ。 T&Tの魔術師は【知性度】が25以上あるならGMの許可をもらって自由に呪文を作成することができる。でもそこがまた不自由というか無秩序というか……。※19も参照。
※２　「T&T 完全版」ではじめてまとめられたトロールワールド。解説によれば、トロールワールドは、トロール以外の異世界の入植者が多数定住して現在の恰好になったらしい。そういう別の次元と別の次元をつなぐ入り口が大量にあった。
※３　床面から天井を向く石造りの巨大な悪魔の顔を模す構造物である。口を開けば → トロールワールドと悪魔の次元がつながる。口を閉める → トロールワールドと悪魔の次元がふさがる。
※４　能力の大半が封印されてしまったシャクルは人間と大差ない。ゲームルールでは「市民（シチズン）」あつかい。
※５　「まったくおろかな」
※６　ガルの「地域観光振興」で金貨５枚になった。<プリンス>（ガルの支配者で為政者）に感謝するよう。
※７　前夜PCが「どうガルの風紀を混乱させたか」チャートの結果だ。1D６で決定する。ちなみにましな結果だ。
※８　盾とか服とか。本当にカネがなかった。最初に武器１つ鎧１つ盾１つを自動入手するような整備されたゲームとはちがう。
※９　ただ、これはこれで相手の強さを決めるスケーリングがよくわからなくなる。たとえば適正なMR150の盗賊とはどのような立場で存在か？　ぜんぜん参考がないのだ。 PCのレベルによってスケーリングするならMR300の盗賊もありうる。
※10　人間以外の種族の能力値は能力係数がx1.5やx2だ。そのためキャラクター作成時に能力値が「30」以上になることはめずらしくない。ちなみにT&Tのキャラクターのレベルは最も高い能力値の10の位だ。
※11　そもそも乱数ですしね。
※12　ばればれの「ウソ」であると思ったが……。
※13　（６）と※35を参照。
※14　目の前の単純な数値に飛び付くカモのようであった。
※15　ちっ！（あとで反省会をするかが話しあわれた）
※16　T&Tの善の種族は人間、エルフ、ドワーフ、ホブ（ハーフリング）、フェアリー、レプラコーンの五種族である。
※17　低い目と高い目に良い結果と悪い結果を配置したんだけど、シナリオ全体のどのチャートでも平均の出目しかでなかったな。
※18　想像したんですが、こんな80年代みたいなTRPGシナリオ＋ T&Tやってるグループって当日、日本中・世界中にほとんどおらんじゃろ。絶対にとはいわんが世界人口で千人もいないはずだ。
※19　指針なく、全部GMとPLの「自由」だというのは一種作り手の怠慢だ。
※20　ルールブックやサプリメントを頻繁に参照する手間ができるのは事実だ。だが、そのデータ類等々があれば、GMとPLが内容を記載・記憶する手間をはぶける。たとえば例の様に何ページにあるとつたえるだけでグループ全体のデータの共有性はあがる。
※21　ほぼゼロ。
※22　事情はあるんだろうが、展開して２年が経過しているのに翻訳をしない意味がよくわからない。海外ではもう「T&T 完全版」に対応した『モンスター！　モンスター！』を出版している（おそらく内容から見るに３版準拠のものだが――）
※23　「自由」とは決して無秩序＝不自由ではない。
※24　これは事実である。実際、原書ではGMアドベンチャーよりソロ・アドベンチャーのほうが圧倒的に多い。また、ソロ・アドベンチャーなら、そのゲームブック内部で世界が完結する。それ以外の詳細なデータはいらないわけだ。
※25　とはいえ当日はたのしくダンジョンめぐりをしました。
※26　トロールワールドは奴隷制度があるといった解説もPLの気付きをくもらしてしまったかもしれない。
※27　この予防線により※33のセービング・スローをさせた。だが判定自体に失敗してしまった。
※28　※12も参照。今回は毎回シナリオへ疑心暗鬼になって、警告や裏取りするPLがいなかったからな。
※29　試練を全部うけなければ、このあとにやったレガシーゲーム（カジノロワイヤル）最後までできたぞきっと。
※30　T&T ３版ルールブックの「トロールストーンの洞窟」に登場する魔法の扉の親戚だという設定。
※31　青カブトムシの剣　攻撃力4d６／必要体力度12／必要器用度12／重量点70。青カブトムシの剣を使用するキャラクターは防御点５点を得る。この防御点は戦士の防具ボーナスで２倍にならない。防御点は青カブトムシの部分鎧――兜、胴鎧、腕鎧、脚鎧、手鎧をひとつ装備するたび、１点ずつ上昇する（最大10点）。また青カブトムシの武器、盾、５種の部分鎧すべてをそろえて身に付けたキャラクターは、１日に１度だけ【体力度】の５倍のMRを持つ、巨大な青カブトムシへ変身することができる。……というようなことをGMは全部自分でかんがえて詳細を記載しないとならない。
※32　レプラコーンの２レベルの魔術師ピッカル。おそらくピッカルの「これでもくらえ！」がなかったら最後のシャクル（デーモン）には勝利できなかった。
※33　成功したなら人足／神官は落下せず、シャクルだけ落下する予定であった。そして不完全な恰好でシャクルは復活した。
※34　判定以前から戦闘ははじまっているのだ。そもそも一度でも戦局がかたむくと、もう形勢を逆転させるのはむずかしい。
※35　PCのヒットが207－敵のヒットか206で「１ダメージしかあたえられないのでは？」の想像はちがう。 T&Tでは「セービング・ロールに成功した飛び道具の攻撃」と「攻撃呪文のダメージ」は、PCが勝っても／負けても相手へあたえられる。ギルロスの「これでもくらえ！」の呪文が60 ＋ピッカルの「これでもくらえ！」の呪文が42　＋　マハガンの近接攻撃が8d6+22 ＋オーケンの遠隔攻撃が4d6＋９。２人の攻撃呪文と１人の飛び道具が命中したらば、おおよそ相手のMRを120けずることができる。
※36　トロールワールドと悪魔の世界はつながってしまったが、PCは生き残りガルに準備の時間をもたらした。

『無能なナナ』
https://munounanana.com/
・月刊少年ガンガンで連載している原作・るーすぼーい、作画・古屋　庵の漫画作品。
・“人類の敵“の名を抱く怪物と戦う目的であつめられた能力者の少年・少女たち。
・共同生活を送る絶海の孤島に、柊ナナと、小野寺キョウヤが転校。物語が開幕。
・いわゆるバトルロイヤルもの。能力者同士の殺し合い。人類の敵＝各能力者。
・……ってことなんだろうな。そのネタばらしは来週以降なんでしょうけれど。
・初回は男子のナナが、女子のナナの正体を知る展開。バトロワなら引きは十分。
・ただ、題材自体はありふれた感覚。バトロワ自体がジャンルになってしまった。
・類似の作品を想像する。とはいえ原作の絵柄を尊重し手堅く丁寧にまとめている。
・監督は「FAIRY TAIL」シリーズの石平信司。布陣は同作のスタッフが多め。
・制作スタジオのブリッジとキャラクターデザインの佐野聡彦がその代表ですね。

『神達に拾われた男』
https://kamihiro-anime.com/
・原作はＨＪ文庫が刊行しているRoyのライトノベル。今期のなろう系作品。
・ブラック企業の激務で死亡し、異世界転生をはたした竹林竜馬＝リョウマ。
・神が見守る中リョウマは森の奥でスライムと生活。あるとき王国の騎士と出会う。
・その王国の騎士ラインハルトを救い、彼の娘でヒロインが最後に登場する初回。
・ほぼ最初は導入。竜馬が３人の神とどう出会い、どう転生して能力を獲得したのか。
・そうしてどうラインハルトと出会い森と外と接触するのか？　説明に終始した格好。
・作品の特色のスライムが関るリョウマの特徴や特技はさほど感覚できなかった。
・あんまり作画はパッとしない。制作はMAHO FILMで今期は「100万～」と２本体制。
・ただ「100万～」はすでに全話納品の話も。監督はベテランもベテランの柳瀬雄之。
・MAHO FILMでは「うちの娘」に続く監督作品。前作が評価のものさしになるかも。

■2020／10／５／Monday
これはうまくやらんと、先週のTRPGの感想もあるし、テレビアニメの感想まではいらない予感がするな。

『魔王城でおやすみ』
https://maoujo-anime.com/
・原作は週刊少年サンデーで連載している熊之股鍵次の漫画作品。
・魔王にさらわれた姫様が、捕虜の身の上でありながら、安眠を求め自由にさまよう。
・その自由奔放なスリヤス姫に翻弄されてしまう、魔王をふくめ魔王城の十傑衆。
・初回は姫が安眠のために「まくら」「シーツ」「防音」を求め魔王城をうろつく。
・作画は及第出来。制作は動画工房。「ダンベル何キロ持てる」の山崎みつえが監督。
・監督は19年の「ダンベル～」以来、主要スタッフで関連した作品が“ほぼ”ない。
・ですから（おそらく）そのまま動画工房に残りスライドで本作の制作を継続した。
・ともあれ動画工房の丁寧な作画はととのっていて、まず原作再現は良好。
・コメディの基本路線は天丼。基本、姫様が魔王城の住民を翻弄していく繰り返し。
・その天丼にどう味付けしていくのか？　原作のストックは十分だろうが。

■2020／10／６／Tuesday
スマホでまじまじと自分の日記を見た場合、やっぱり端末やブラウザの種類で改行位置が一致しないんですよね。
ですから今回から素直に２行程度を流し → 改行にしました。ただ、mixi日記も実質つづけるのは、あと約３か月なのよね。

『池袋ウエストゲートパーク』
https://iwgp-anime.com/
・原作は石田衣良がオール讀物で連載する一般小説。テレビドラマの放送は約20年前。
・初回は2013年が初出の「北口スモークタワー」。IWGP後期の作品をやるんだろう。
・ドラック中毒の犯人に母親を車ではねられ、依頼人の少女のミオンが復讐を決意。
・池袋のスモークタワーに放火しようとしたところをとめられ、G-Boysが事件へ関る。
・監督は「続刀剣乱舞花丸」「世話やきキツネの仙狐さん」を監督した越田知明。
・前監督作は両方とも制作が動画工房ですから、そのキャリアにおいて順当な抜擢。
・演出経験豊富の若手監督で特別不安要素もないし、周囲のスタッフも手堅い。
・脚本は志茂文彦。キャラデザは谷口淳一郎で、日常によった現代ものは独壇場。
・実際キングなどのメインキャラクターは、作監独特の色気があってよろしい。
・舞台はリアルタイムの池袋に変更。あとメインターゲットは女性アニメ視聴者だね。

■2020／10／７／Wednesday

購入しました。＞ウォーハンマーRPG 4版

この目がチカチカする小さな文字でびっしりとならびまくる本文よ。２版とくらべゲームルールは整備され取り回ししやすい。
戦闘や怪物は２版より危険。<猛者>の異能をとったケイオス・ウォリアーなんかだと１人でPC３人ぐらい相手にできるかもな。
どちらかというと物語部分を強化した印象。たとえば冒険の合間の「余暇行動」だったり濁世を渡る生活の深みが増した。
「<幸運>ポイントがないときに<堕落>を受け入れ幸運を得る」「愛する者が危険にさらされたときは恐怖を無視する」そんなエモーショナルなゲームルールがいいね。
<恐れ知らず>の異能は、通常、対象ごとに別異能で獲得しないとならない。でもスレイヤーの<恐れ知らず>は最初の時点で<すべて>なのが頭悪くて超好きだ。

やっぱり重量級ゲームのルールブックはいいな。

『くまクマ熊ベアー』
https://kumakumakumabear.com/
・原作はPHSH!ブックスが刊行するくまなののライトノベル。今期のなろう系作品。
・住んでいる村を魔物（ブラックバイパー）が襲撃！　冒険者ギルドにかけこむ少年。
・その少年の仕事を引き受ける「クマのきぐるみ」を着たクマのねーちゃん。
・そのクマのねーちゃん＝ユナがブラックバイパー討伐へ挑む展開が初回。
・監督は「ハイフリ」の信田ユウ。制作はＥMTスクエアードの元請け作品。
・作画と演出のデキは１話時点でかなりきびしい。修正が安定しないし止め絵が多い。
・サビのブラックバイパーとの戦闘も見せ方がパッとしない。ＣＧもなじんでない。
・メインキャラ以外のモブや小物に注力できていない。この状態では今後くるしい。
・作風もみょうにシリアスでどうにも浮いている。この作品にシリアスいらんのでは？
・VR-MMO系作品だけど、主人公が株で不労所得を得る展開がオタク的発想の究極な。

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』
https://kimisentv.com/
・原作は富士見ファンタジア文庫が刊行している細音　啓のライトノベル。
・高度な科学文明を抱く「帝国」と「皇丁」。両国最強の男女が出会い世界をかえる。
・初回は、帝国の最強の使徒聖イスカと皇庁最強の星霊使いアリスリーゼの出会い。
・いうところのサイエンス・ファンタジー。車や銃が存在はするが、魔法も存在する。
・１話は鉄板の流れ。双方が境遇に陰を抱くヒーローとヒロインが戦場で出会う。
・最初の相互理解。以後「帝国」と「皇丁」の中立都市で再会。「えっ」で来週へ。
・作画は中の上。装飾や衣装が複雑で線数が多い中、殺陣をふくめがんばっている。
・監督は湊未來と大沼心。「棒振り」からのタッグ。制作はSILVER LINK.
・ライトノベル特有の設定の膨大さは現状マイルド。とはいえレーベルがレーベル。
・富士見ラノベは複雑な設定のものが多いからな。その説明部分の見せ方が重要かも。

『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』第１話　「アルプスの魔法少女」
http://w-witch.jp/strike_witches-rtb/
・原作は島田フミカネ＋ Projekt Kagonishが原作のKADOKAWのメディアミックス。
・時系列的に現実の放送順番とは一致しないが、12年の劇場作品の続編にあたる。
・ふたたび主役は第501統合戦闘航空団へ。「結局、501だよりだなあ……」の印象も。
・初回は芳佳が留学しているヘルウェティア連邦に坂本少佐が訪問してくる。
・そんななかで学友（アルテア）の父親かつ戦艦ドージェの艦長に異変が。芳佳出撃。
・氷山に擬態するネウロイと遭遇する。監督の高村和宏をはじめ中心スタッフは続投。
・16年の「ブレイブ」と比較した場合、作画も画面設計もデキは今回の方が上の印象。
・シリーズ約12年目突入におどろく。ただ、同時に想像するのは「同じ事の繰り返し」
・その印象はメインが501で拍車をかける。前期にはなかった新味を提供できるか？
・いままでのシリーズは全部視聴していますがカギはそこか？　とってはおきます。

『GREAT PRETENDER』第14話　「CASE3_4: Snow of London」
http://www.greatpretender.jp/
・３部終了。妥当な落し所。エダマメはコンマンにはむかない。そこが良さだが。
・ロンドンの雪をトーマスが描き上げ、いよいよジェームス・コールマンをカモる頃合。
・だが、エダマメはトーマスが贋作を描き上げる様子に“本物”を競売にかけてしまう。
・さて顛末は？　結局、コールマンからカネか巻き上げられたから結果オーライ。
・コールマンは悪行をバラされ未亡人（ファラ）のパトロンを失う。代金は１億ドル。
・その立て替え代金をはらえずに破滅。このヒト悪人だけど本物だったんだな。
・芸術を理解できない下賤の輩に絵をわたしたくない。下賤のフリでシンシアは復讐。
・コールマンを煽る煽る。でも本物を理解していた本物はエダマメの下宿の娘のオチ。
・贋作といえどトーマスが模写へと注いだ情熱は本物。物語はトーマスの罪をすすぐ。
・４部の感想を継続するかは未定。今期の日曜～水曜の新番がパッとしないのも事実。

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