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2020年09月24日08:01

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星間分子雲

星間分子雲
 星と星の間には,ガスと固体微粒子(星間塵)からできる星間雲がところどころにあります。 星間雲の中で最も密度が高く,水素が主に水素分子となっているものを星間分子雲とよびます。それでも水素分子の個数密度は 102 – 106 立方cm 程度で,常温大気圧での個数密度 2.7×1019 立方cm よりも著しく低い。 しかし,大きさは0.01 – 1光年,質量は太陽の質量の数10倍から数1000倍以上になっています。
 銀河系を見渡すと,質量が太陽質量の10万倍程度に達する巨大分子雲も数多く存在し,それらの総質量は銀河系の星の総質量の約1%程度を占めています。
 星間分子雲は数10万年から数100万年の時間をかけてゆっくりと自己重力で収縮して,新しい恒星と惑星系のもとになる原始星と原始惑星系円盤を生み出します。 われわれの太陽系も,46億年の昔に,そのようにして星間分子雲から生まれたのです。

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