宇宙を形容する言葉に、「暗黒と光」があります。暗黒星雲や超新星爆発が思い起こされます。超新星と言いますが、新星ではなく、寿命の尽きた古い恒星の最後の姿です。この爆発の破片が新しい星の材料になります。生命に必要な元素を作り出しています。
虚無と実在、戦後の哲学のテーマでもありました。宇宙の誕生の瞬間、厳密には誕生の寸前、まさに虚無世界だったのでしょう。故ホーキング博士は虚時間なる概念を導入しました。もはや科学の世界から哲学の世界に移っているのでしょう。
地球の事、太陽系の事、銀河の事、まだまだ未知なことが多いのに、個人んお興味は宇宙へ向かい、宇宙の誕生から終末とか、多元宇宙とか、そのような知的興味の中に埋没していると、自分の多分残り少ない寿命のことも忘れてしまいます。