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2020年08月18日17:00

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8/18(火)連日猛暑日を記録するアメリカのネバタ州デスバレーと日本の静岡県浜松市 米18世紀のゴールドラッシュや硼砂(ホウ砂)について ライオンタマリンの生態

8/18(火)日本列島では、猛暑日が続いています。首都東京は、昨17日より気温が若干下がったとはいえ、正午過ぎに温度計の針は34度を指しています。

 今回は、連日暑さに見舞われているアメリカのネバタ州のデスバレーと日本の静岡県浜松市について書きました。2章に分かれています。


  見本の写真

 左 デスバレー 写真掲載元 https://tg.tripadvisor.jp/news/advice/deathvalley-beauty/

 中 浜松市立動物園で飼育されたゴールデンライオンタマリン 撮影日2014年3月28日

 右 浜松市YAMAHA楽器博物館で展示されたエレキギター

            第1章 死の谷デスバレーから巨万の富を築く


アメリカのネバタ州に位置する国立公園に選定された死の谷「デスバレー」では、89年ぶりとなる世界最高気温を更新する54,4度を記録しました。

 travel bookのホームページでデスバレーの位置関係を確認して下さい。国立公園内で撮影された写真も掲載されています。https://www.travelbook.co.jp/topic/1835

 日本語に直訳すると死の谷を意味するデスバレーは、周囲一帯山々に囲まれた盆地です。国立公園内のバッドウォーター盆地は、北アメリカ大陸で最も海抜が低く、マイナス86mになります。今も直一年で人間の爪が伸びる半分の速度である0,25mm沈下しています。周囲の山から乾いた風が吹き降ろすことにより、一段と乾燥化が進みました。

 18世紀半ばのゴールドラッシュ時、死の谷に人が押しかけたことがあります。ピーク時は1849年でした。かつて周辺の火山が噴火したことにより、地下深くの花崗岩に含まれた金や銀などの貴金属が押し上げられました。貴金属を採取するため、坑道が開かれ、炭鉱の町として一時的に栄えたのです。

 写真=デスバレーの花崗岩 TV番組「地球の歴史 デスバレー」から撮影
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 全世界の推定埋蔵量14万トンの金のうち、10分の1の量が、ネバタ州とカリフォルニア州からとれるといいます。

 ここデスバレーに限ると、わずか3年で金や銀を掘り尽してしまったようです。労働者は結婚指輪一つ分となる3gの金を手に入れるため、重さ1トンの岩をくりぬきました。

 18世紀当時の炭鉱夫の労働対価は低かったといえるでしょう。それでも科学界の進歩には貢献しました。わずかな金や銀以外にも、砂漠の白い結晶質岩の「硼砂(ホウシャ)」を発掘したのです。一連の発見に一役買ったのは、ウィンターズという一組の夫妻です。

 写真=ウィンターズ夫妻
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 防腐剤や洗剤の原料となる硼砂を使って、一儲けしました。現在、石鹸や工業加工品に硼砂が使われています。ガラスに混ぜると、熱衝撃や化学侵食に強くなるのです。ホウケイ酸ガラスは、耐熱製品として重宝されました。ウィンターズ夫妻は、炭鉱夫から硼砂が発掘できることを知らされ、真夜中に、行動を始めました。炭鉱夫に気づかれないように、岩を運んで、小屋の中に移動し、こっそり試験を行います。硼砂が含まれているかどうか調べるには、岩に火をつければいいのです。ウィンターズ夫妻は、始めに硼砂を含んでいそうな鉱物に硫酸をかけました。次にアルコールを注ぎます。

 写真=ウィンターズ夫妻が行った実験を試しているところ
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おそらく当時は、安いウィスキーを使ったことでしょう。もし炎が立って、それが緑色になれば、硼砂が含まれることを示します。緑色の炎が暗闇の中揺らめき、小さな灯りを灯しました。ウィンターズ夫妻の試験は成功し、硼砂が含まれた岩を発掘したことで、巨万の富を手に入れました。

 必 デスバレーについて ヒストリーチャンネル「地球の歴史 ♯デスバレー」を参考


 コロナの感染拡大に伴う経済危機により、我々現代人も「金」に夢をふくらませています。8月18日の前場の金相場を見ると、1gあたりの取引価格は7477円に達しました。西暦2000年当たりの1g辺りの金相場は1000円前後です。各国の通貨の信用がなくなると、投資家は資産防御の観点から「金」に目を向け始めます。

 21世紀の今、再度「ゴールドラッシュ」が起こるのでしょうか。株価と共に金相場にも注目です。

■米デスバレーで気温54.4度 89年ぶりの世界記録か
(朝日新聞デジタル - 08月18日 11:32)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6198289

  第2章 静岡県浜松市 動物園と楽器博物館 ライオンタマリンについて

首都東京は18日(火)、新型ウィルスの新規感染者数が206人、重傷者30人と発表されました。前日の17日(月)は、新型ウィルスの新規感染者が161人確認されました。都の保険所によると、3日前の14日の検査の結果が、17日の感染者数に現れているといいます。検査人数は3638人、陽性率は5,7%になります。日本全国では17日(月)の新規陽性者の数は645人です。ウィルスの潜伏期間はおよそ10日、発症から検査までの日数を含めると、2週間といわれています。2週間前の8月3日(月)、首都圏は丁度梅雨があけて、気温35度を越えていました。果たして、暑い夏の陽差により、新型ウィルスの感染拡大を抑えることができるでしょうか。

 専門家は、秋・冬に重症患者が多くなる可能性があると警戒を強めています。

 17日(月)静岡県の浜松市で、日中の気温が、国内観測史上最高タイ記録となる41,5度まで上昇しました。一方首都東京は、連日と変わりなく、青空が広がっています。昼過ぎに、その日の最高気温となる36,5度に達しました。多摩地区では午後5時過ぎににわか雨が降ったものの、前日の16日(日)のように雷鳴はならず、無事に過ごすことができました。

 私自身、浜松市には過去に1度、JR線一日乗り放題の青春18切符を使って、観光したことがあります。今から6年5ヶ月前、2014年3月27日に、市内にある動物園とYAMAHA楽器博物館を訪れました。当時撮影した写真を掲載します。

 ・浜松市動物園    外部リンク https://www.hamazoo.net/

 ・浜松市楽器博物館 外部リンク https://www.gakkihaku.jp/guide/


 始めに浜松市動物園で撮影したホッキョクグマ、エゾヒグマとライオンタマリンの写真を紹介します。

 水遊びするホッキョクグマ

 
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 バトルをするエゾヒグマ

 
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 絶滅危惧種ライオンタマリン

 
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 ライオンタマリンを撮影する際、カメラの絞りを開放に近づけて、檻を消しました。本種は、ブラジルのマタ・アトランティカという森に暮らす絶滅が心配される希少な霊長類です。体調は30cmから40cm、体重は600gから700g、両親と子供からなる数匹の家族単位で群れを作ります。主食は昆虫や樹液、花の蜜と幅広いものの、他の霊長類と縄張りをめぐる競争により、常に緊張状態にさらされています。メスは、育児から開放され、食事に専念する一方、オスが子供の世話をします。起床時、メスが先頭にたって行動します。オスは子供達を背負い、木から木へ渡りながら、メスの後を追っていくのです。身軽に動けるメスは、食事に専念できる分、子供達に栄養たっぷりのお乳を飲ませることができました。オスは身を削ってまで、子供達の面倒を見るのです。同じ霊長類では、南米大陸に生息するサキ科のティティも、オスが子供達を背負い、採食に専念するメスと行動を共にしていました。

ティティの写真については、以下のナショナルジオグラフィックのサイトを見てください。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032000008/

密林の中でひっそりと暮らすライオンタマリンは、金色の毛皮目的の乱獲にあい、個体数は減少傾向に陥りました。今では許可なしで、飼育することは認められていません。違反すれば、厳しい罰則が下ります。浜松動物園では、保護の一環として人工繁殖を行っています。

 続いて楽器博物館で撮影した写真です。

 真ん中に写った楽器は、キタローネ
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  三味線でしょうか
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 タンザニアの楽器 ゼゼ
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 今年は、コロナの感染拡大防止の観点から暑い夏場でも人前ではマスクの着用が求められています。他者と距離をとる習慣も次第になれつつあります。果たしてコロナ後も新しい生活様式が定着するのでしょうか。通勤の負担を減らすべく、テレワークが普及すると、都市部から郊外へと人が流れていくでしょう。

 コロナと共存する夏はしばらく続きます。






















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